2012年11月16日
北風と太陽
今回の衆議院の解散について、
自公の民主党への対応を太陽政策とか太陽戦略という
マスコミ報道がされています。
自公の対応の是非を問題にしているのではありませんので、
誤解なきようにお願いします。
おそらくこの対応を太陽と位置付けているのは
イソップ物語の北風と太陽からきていることだと思いますが、
日本語の使い方に首をかしげています。
改めてイソップから北風と太陽を紹介します。
「北風と太陽」
北風が太陽に向かって、威張りながら、こういいました。
「どうだ、私の力はすごいだろう。
あたり一帯に吹くだけで、色々な物を
吹き飛ばしてしまうんだからね。
人も動物も私を恐れて、みな、住み家に隠れてしまうよ」
そこへ、ちょうどマントをつけた男が歩いてきたので、
太陽がこう言いました。
「それなら、私と力比べをしてみないか。
あの男のマントを脱がした方が勝ちだ」
北風は自信満々で、その挑戦を受け、
男のマントを吹き飛ばそうと強い風を吹きつけました。
しかし、男はブルッと震えて、ますますきつく
マントを身体にまきつけました。
そのため北風がどんなに頑張っても、
男のマントを脱がすことはできません。
次は太陽の番です。
太陽は春の日射しのように男を照らし、
冷えた体が温まるようにしました。
それから少しずつ日射しを強めていきました。
すると男は体がポカポカしてきて、
とても気持ちよくなりました。
そして、最後には厚くなり、
とうとうマントを脱いでしまったのです。
以上です。
太陽政策というのなら仕掛けられる方が気持ちよくなり
喜んで仕掛けに乗るというのが本来の意味だと思うのですが・・・・。
この次の選挙で政局のかじ取りをする政党には
正しい意味で国民のために嬉しくなるような
太陽政策をお願いしたいと思います。
そのためにも、しっかりした目で候補者、政党を
セレクトしていただきたいと思います。
第一次南極越冬隊の隊長であった西堀栄三郎さんの
著書に「石橋を叩けば渡れない」という本があります。
もう20年程前に読んだもので、本棚にあるかさえ
疑問ですが、妙にその部分だけを覚えています。
テレビが世に出てきたときに誰がラジオをガンガン
叩き潰したでしょう。
テレビが出てきたから自然とラジオは住む場所を変えていった。
変化とはこんなものだと思います。
自らが特別アピールしたり、現状を批判することなく
自分のスタンスはこれですとだけ、自己紹介をする。
これが王道でしょうか。
力で抑え込もうとする者はいつか力で抑えつけられる。
覇道とはそんなものでしょう。
新し物好きの日本人。
化粧品のCMで普段のものと買い換えてハズレた人は多いでしょう。
通信販売の洋服を買って失敗した人も多いでしょう。
そっと一人で犯した失敗は誰にも言わないのが人間です。
恥ずかしかったり照れくさいから・・・・。
コマーシャルに乗らずにじっくり考えてください。
自嘲気味にこんなはずではなかった。
そうならないためにも・・・・。
自公の民主党への対応を太陽政策とか太陽戦略という
マスコミ報道がされています。
自公の対応の是非を問題にしているのではありませんので、
誤解なきようにお願いします。
おそらくこの対応を太陽と位置付けているのは
イソップ物語の北風と太陽からきていることだと思いますが、
日本語の使い方に首をかしげています。
改めてイソップから北風と太陽を紹介します。
「北風と太陽」
北風が太陽に向かって、威張りながら、こういいました。
「どうだ、私の力はすごいだろう。
あたり一帯に吹くだけで、色々な物を
吹き飛ばしてしまうんだからね。
人も動物も私を恐れて、みな、住み家に隠れてしまうよ」
そこへ、ちょうどマントをつけた男が歩いてきたので、
太陽がこう言いました。
「それなら、私と力比べをしてみないか。
あの男のマントを脱がした方が勝ちだ」
北風は自信満々で、その挑戦を受け、
男のマントを吹き飛ばそうと強い風を吹きつけました。
しかし、男はブルッと震えて、ますますきつく
マントを身体にまきつけました。
そのため北風がどんなに頑張っても、
男のマントを脱がすことはできません。
次は太陽の番です。
太陽は春の日射しのように男を照らし、
冷えた体が温まるようにしました。
それから少しずつ日射しを強めていきました。
すると男は体がポカポカしてきて、
とても気持ちよくなりました。
そして、最後には厚くなり、
とうとうマントを脱いでしまったのです。
以上です。
太陽政策というのなら仕掛けられる方が気持ちよくなり
喜んで仕掛けに乗るというのが本来の意味だと思うのですが・・・・。
この次の選挙で政局のかじ取りをする政党には
正しい意味で国民のために嬉しくなるような
太陽政策をお願いしたいと思います。
そのためにも、しっかりした目で候補者、政党を
セレクトしていただきたいと思います。
第一次南極越冬隊の隊長であった西堀栄三郎さんの
著書に「石橋を叩けば渡れない」という本があります。
もう20年程前に読んだもので、本棚にあるかさえ
疑問ですが、妙にその部分だけを覚えています。
テレビが世に出てきたときに誰がラジオをガンガン
叩き潰したでしょう。
テレビが出てきたから自然とラジオは住む場所を変えていった。
変化とはこんなものだと思います。
自らが特別アピールしたり、現状を批判することなく
自分のスタンスはこれですとだけ、自己紹介をする。
これが王道でしょうか。
力で抑え込もうとする者はいつか力で抑えつけられる。
覇道とはそんなものでしょう。
新し物好きの日本人。
化粧品のCMで普段のものと買い換えてハズレた人は多いでしょう。
通信販売の洋服を買って失敗した人も多いでしょう。
そっと一人で犯した失敗は誰にも言わないのが人間です。
恥ずかしかったり照れくさいから・・・・。
コマーシャルに乗らずにじっくり考えてください。
自嘲気味にこんなはずではなかった。
そうならないためにも・・・・。
Posted by いとう茂 at 11:57│Comments(0)