2013年01月09日

しなびたポンカン

毎年、ご縁があって高知からポンカンを取り寄せるのですが、
この時期は高床の背の高い木に実ったポンカンが送られてきます。
ポンカン代と送料がほぼ同じで、高いと思われる方もあるかもしれませんが、
このあたりで買うポンカンと値段は変わりません。

3月になると低床のポンカンが送られてきます。
甘さでいえば断然低床ですが、みずみずしさなら
少し酸味がある高床に軍配が上がります。

好き好きですからどちらがいいとは言えませんが
高床のジューシーさも好きです。

年末ぎりぎりに第1便が届き、早速食べましたが、
毎年の懐かしい味でした。
一日に2・3個食べているのですが、日が経つにつれて
表面の艶が落ちてくるのが分かります。

水分がなくなっているのですが、どこか人間に通じるものを感じます。
ポンカンの賞味期間は2週間ほどでしょうか。
人生80年に当てはめると1日で約6年ほどになります。
今日で10日ほどですから人間なら60歳です。

採れたての頃より艶も落ち、みずみずしさも少なくなりましたが、
その分甘みが増したように感じます。
10日でほぼ私と同じになったわけですが、自分を振り返ると
若い頃より中身がどう変化したでしょう。

多感で尖っていた人間の角がとれ丸くなったか考えると・・・・・。
ポンカンに負けているのではないか。
そんな疑問があります。

あれこれ考えて食べるポンカンが果たしておいしいかどうか・・・・。
新年もやはりノー天気なのだろうか。



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Posted by いとう茂 at 14:44│Comments(0)人生
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