2024年10月30日

カラスにエサを与える女性

何度かその空き地の前を通っていますが、カラスにエサを与えている女性に出会えませんでした。
しかし、先日に空き地の前を通ろうと歩いていると、向こうに見覚えのある女性がいました。
近づくと女性は手に持っていた小袋をサッとしまいました。
「こんにちは」
声を覚えてくれたのか女性の表情が緩んで、挨拶を返してくれました。
空き地では2羽のカラスがエサを食べています、時々通っていたことを話すと女性は「2羽以外のカラスがたくさん寄ってきて鳴き声がやかましいので、しばらくエサを与えるのを控えていたの。近所に話が広がるとエサをやれなくなるし、私もこの辺りを歩きづらくなるでしょ。いいことをしているとは思わないのよ、でもこの2羽はゴミ袋をあさってゴミを散らかしたりしないのよ」ということでした。
カラスの見分けができるのか不思議でしたが、この女性にはそれが可能なのでしょう。
早朝に出したゴミをあさるカラスを防ぐためにネットをかけていますが、それでもカラスが食べ散らかしたゴミが道路に出ていることがあります。
理屈か理論かは分かりませんが、カラスが満腹ならゴミをあさることはないでしょう。
女性は「野良猫もゴミをあさるけど、野良猫を捕まえようと思うと捕獲のカゴを借りてこなくてはいけないし、生きている猫は保健所も対応してくれないことが多いのよ。地域猫として飼うなら愛護センターで避妊の手術を受けないといけないの、車に乗らないから私にはできないの」と話し、「野良猫にはエサをやらないわ、やると居つくしエサをやる人間を見ると寄って来るから、それこそ近所で問題になるわ」。
なるほどそうかと一人合点です。
少々危険ですが、近年問題になっている熊についても、山に誰かがエサを持って行ってやれば里に出ることも減るでしょうし、被害も減ります。
問題はこんなバカげた話をどこの行政がまともに聞いてくれて対応をしてくれるか・・・・。
  
Posted by いとう茂 at 21:49Comments(0)