2012年07月15日

まだいた、小さい蛾

5月に初めて飛び出した小さい蛾、
2か月以上も生きています。

殺虫剤でシューと殺してしまう人もいるかもしれません。
蚊なら刺されるからシューですが、
ゴキブリや蛾、小さな虫も殺さず
そういえばそのまま共生していることに
気が付きました。

ただ邪魔くさいだけかもしれませんが。
虫とはいえ、その命を絶つことが
邪魔くさいと感じる自分、
食物連鎖の頂点は人間だと錯覚する
おごりの極みでしょうか。

害もない虫をやたらシューする人間と
邪魔くさがりの自分とどちらが極みに近いのか
わかりませんが・・・・。

シューされる虫たちが何をしたのでしょう。
目の前を通り過ぎた、腕の上に乗った、
頭の周りを飛び回った……。

それだけ。
たぶんそれだけ。
きっとそれだけ。

そのことが許せなかった、理由などなく
許せなかった。

それで、たったそれだけで消えた命が
いくつもあった、無数にあった。

もしかしたら、人間が消したのは虫だけでなく
口で、視線で、態度で、同じ人間も・・・・。

この世でもっも残酷な生物。

その名は「人間」

そのことを認めないと反省や後悔は
できない気がする。

そんなことなど関係なく、小さい蛾は
小さい犬の遊び相手をしてくれているのでしょう。
何を食べているのか、ここには水はあっても食べ物はほとんど
ないのに。

いつも、いつも腹いっぱい食べて、それが
うまいとかまずとか言いたい放題。

体験学習があって、今日はお前は蛾、
明日はゴキブリ、あさっては蚊。

一度くらいそんな体験があってもいいと思う。


  

Posted by いとう茂 at 18:04 │Comments(0)
このページの上へ▲