2024年09月10日

日曜日の読書から②

安岡正篤さんの照心語録から紹介します。
・時代・人心を救おうとする人物は、世の批難や迫害に対して、もとより不退転の勇気・信念を抱くものではならぬが、その勇気・
 信念もその人の根底に深く培われた道心・宗教的精神から発した
 ものでないと本物ではない。 
 そしてこの宗教的精神は、為政者に最も必要なものだ。

・真の生甲斐は、真に自己を献ずるところに発見される。
 古来偉大な人、血誠の人というものは必ず自ら献じ、自ら靖んじたもので、打算や理屈などの遠く及ばない境地だ。

・現代は政治が一切を支配する時代だが、戦争も政治戦に変貌したことに、日本人は容易に気づかない。
 武力を用いずとも、傀儡政権を育てることで一国を支配するには十分だ。
 武力戦がないことを戦争がないものと思い込んで安心するのは大いなる迷妄である。

・甘味というものは苦味の中からにじみ出て来たものが一番よい、同様に、人生の辛酸をなめてそこからにじみ出て来た旨味・渋味を持った人間が最も味わい深い。
 人間が甘っちょろいというのは駄目である。

・生計・身計・家計・老計・死計の五つを宋の朱新伸は人生の五計という。
 究極我々の人生はこの五計を出ない。
  
Posted by いとう茂 at 15:16Comments(0)