2017年05月23日

ろうそく

ろうそくを漢字で書くと蝋燭、読める人は結構いると思いますが、
よく見るとそれほど難しい漢字ではないのですが、書こうと思うと・・・・・・・。
漢字のことを書くつもりはありませんので、漢検のテストを受ける人
以外はあまり身近なことではないかもしれません。
ろうそくそのものが身近な存在ではなくなりました。
子どものころは夏休みに地虫をとりに行くのに、空き缶に
ろうそくを立てて明り取りにしていましたし、台風が来ると
停電になった真っ暗な家の中で存在感がありました。

個人的には四国遍路にろうそくと線香は欠かせませんので、
私にとっては、まだまだ身近な存在です。
仏壇のろうそくは電気に代わり炎が揺れることも倒れて火事に
なることもなくなりました。
イベントで行燈や提灯の中で火影が揺れる様は、風情があって
LEDなどの電気の光とは比べ物にならないくらい好きです。
神戸のルミナリエがブームになった時も見に行きたいと思いません
でしたし、各地のイルミネーションも同様です。
夜中に沖で揺れるイカ釣り船の明かりは許せますが・・・・・・。

ろうそくと言えばレ・ミゼラブルのジャンバルジャンの銀の燭台を
連想します、最初は銀の食器をミリエル司教の教会から盗み、
それを警官に見つかって司教のところに連れていかれ、司教が
盗まれたのではなく、自分が贈ったと言ってジャンバルジャンを
かばい、おまけに銀の燭台も持って行っていいと言われる、
それを売って更生してほしいとの願いにこたえて、市長か知事に
なりますが、銀の燭台だけは大切に残しておき、死ぬ間際に
燭台を見つめていたか、細部は忘れましたがそんな話でした。

ろうそくを逆さにしたようなミサイルを打ち上げ続ける国があります、
国際社会に対して国家の力を見せつけているのでしょう。
ろうそくはそれ単体では燃えません、中の芯にロウがしみ込んで燃える、
そんな仕組みでしょうが、ミサイルもそれ単体では飛びません、
推進力になる燃料が必要です。
陰で燃料を回して、打て、打てとはやし立てている国がある。
許されざることですし、非難の目が向けられるのも時間の問題だと
思います、裏で糸を引く越後屋も悪代官と成敗されるのが日本の
勧善懲悪のストーリーです。

私たちは知っています、ろうそくは芯が燃え尽きる時が一番明るいことを
。  
Posted by いとう茂 at 12:46Comments(0)