2022年05月16日

人権擁護委員の講演会に向けて

冊子と広報紙の配布が一段落しましたが、ほっと休む間もなく5月26日に
開催される講演会の資料作りで、えこーのスタッフは頭をひねっています。
何とか資料が出来て、スタッフで読み合わせをしましたが、こちらも
意見がたくさん出て2時間近くかかりました。

資料作成の合間に「人権擁護とか侵害とはどういうことやろな」
そんな言葉が出て、「あの人がこんなことで困っていますから
助けてあげてください」そんな相談が来たらどうすればいいのか・・・。
周りの人が心配して、えこーに連絡してくれても成人した大人が生活費のことで
困っている場合、その人を訪ねて「お金で困っているのでしょ、
えこーで相談に乗りますよ」とは切り出せません。
「そんなこと何であんたが知ってるねん、誰から聞いた、放っておいてくれ」
そんな言葉が返ってきそうです。
そこは地域の民生委員が、その家を訪ねて「何か困りごとはありませんか」から
人間関係を構築して困っていることを引き出すことになります。
ひきこもりについても「あそこの家の子どもがひきこもっているからえこーで
何とかできないか」こうした連絡を時々受けますが、
「本人や家族が何も言っていないのにえこーがいきなり行く事は出来ません」
としか返答ができません。
その人の人権があるから尊重しなければ・・・ということになります。

人権と密接な関係があるのが個人情報、厳密にいえば、
えこーに家族がひきこもりの相談に来て、当事者の情報を話すことは
当事者が成人していれば情報の漏洩に当たると考えています。
しかし、現実の問題として当事者がえこーに来ることができず、
家族もどうしていいか困り果てています。
その家族に向かって「当事者は成人していますから、
相談なら当事者か委任状をお願いします」とは言えません。
委任状を書くだけの元気もないか、家族間の会話がない当事者がほとんどですので、
すべての相談者に当事者の情報を支援機関に話して支援につないでもよいという、
誓約書をいただいていますが、法的に効力があるのかどうか、理と情のせめぎあいです。
  
Posted by いとう茂 at 15:05Comments(0)

2022年05月15日

困ったけど嬉しい・・・かな

小さい犬一日は朝の6時に膳所公園までの散歩から始まります。
ラジオ体操に嫁が近所の人と言っているので、一緒に出掛けます。
小さい犬のファンがいて毎日エサをくれるそうで、それも目当てかも知れません。
冬場は寒いと家から出ないこともありましたが、
暖かくなってきましたのでそう言うこともなくなりました。
散歩に行って膳所公園で走り回って疲れると、
帰りは近所の人の自転車のカゴに入ってご帰還です。
散歩から帰ると昼まで寝るのも日課でしたが、
ここに来て9時過ぎにワンワン鳴くことが多く、
一度鳴きだすとそばにいないと鳴き止みません。
たまりかねた嫁が小さい犬を家に上げました、
上げたと言っても台所しか行くところがないのですが、
人がそばにいると安心して台所で就寝。
私が昼ご飯を食べる時も台所から動かずに、何かくれとワンワン、
うるさいなぁ・・・そう言う目が笑っています。
昔なら犬を家の中で飼うということはほとんどなかったと記憶していますが、
今なら外で飼われる犬の方が珍しくなりました。

そう言えば、年末にお袋が骨折で入院して以来、
昼間に私が出ていたら嫁一人ですから、
嫁と小さい犬のニーズが一致した結果が、
台所で小さい犬が走り回っている形なのかもしれません。
トイレだけは自分の布団が置いてある部屋まで行っていますので、
それは評価してやりたいと考えています。
えこーの相談ルームと小さい犬のいるスペースは続いていますが、
夜中にパソコンを打っていても小さい犬は台所で寝ています。
ただ、面談がある水曜日と日曜日はこちらに来てワンワン、
こういう時こそ台所でおとなしくしていろよ、と思うのですが
相談者の中には犬好きも多く、小さい犬がいることで場が和んで、
かえってじっくり話が聞けることもあります。

小さい犬も10歳を超えています、寿命の半分以上が過ぎてしまいました。
時々、あと何年生きてるかなぁ、と顔を見ることがあります。
好物はたくさんありますし、
小さいくせに大食いでどこに入るんやろうと不思議でなりません。
これから暑くなると台所よりもいつもいる部屋の方が涼しくなりますので、
昼と夜は寝る場所を変えると思いますが、
1歳そこそこで上の娘が置いて行った小さい犬も、いつの間にか10年になります。
嫁だって、いつもブスッとしている私よりも、
まとわりついて甘えてくる小さい犬の方がいいでしょう、
もちろん嫁だけではありませんが・・・。
まだまだ元気で長生きしてくれよ、頭を撫でながらよく言うのですが、
言葉がわかるわけでもなし・・・・。
  
Posted by いとう茂 at 11:26Comments(0)

2022年05月14日

保護犬、保護猫の毎日譲渡会

高知県の南国市にあるペットショップ「アシスト南国」のニュースを、見ていて驚きました。
このペットショップでは1月末に犬や猫の販売をやめて、
犬や猫を展示販売していたスペースを改装し、
2つの動物愛護団体に毎日無償で貸し出しています。
改装されたスペースでは保護猫が放されて動き回っていました。
4年前から、屋外スペースを保護団体主催の譲渡会場として提供し、
週に1回程度開催していたそうですが、屋外であったので夏場や冬場は暑い、寒い、
雨が降ると中止ということで天候や気候に左右されるために、屋外で実施となったようです。
貰い手との相性もあるので自分が気に入ってもすぐには飼うことができず、
家族として迎えるまでには、まず保護団体のスタッフが家を訪問し
飼える環境か確かめたあと、一緒に暮らしてみる2週間のトライアルなどの
段階が必要で、それでうまくいけば譲渡してもらえるということで、
人間の都合で捨てられたり放棄された犬や猫の側に立った取り組みだと思います。
動物愛護への意識が高まり、保護犬や保護猫に一般市民が関心を持ちだす
きっかけになったのは、亡くなった志村けんさんの天才!志村どうぶつ園や、
それを引き継いだ形の相葉雅紀さんのみんなのどうぶつ園の影響が大きいと思います。
血統書があるか、全くの雑種なのか、様々な問題があるにせよ、
犬は犬ですし、猫は猫、愛情を注ぐのは血統書ではないはずです。
不平等や不公平は人間の世界だけで・・・・もうたくさん。

ペットショップで犬や猫の販売をやめれば経営にも影響が出ますが、
そこはペットショップのエサなどを買ってもらうことで対応するということでした。

血統書付きの犬や猫は15万円以上するものも珍しくなく、最低でも10年は生きるので、
販売のサイクルが長くその分粗利益も高いように感じます。
それをエサなどのディスカウントの対象になるような商品で、カバーができるのか・・・
気になりますが、こうした取り組みが全国に普及することを願います。
  
Posted by いとう茂 at 19:32Comments(0)

2022年05月13日

名簿の整理

この前から名簿の整理にかかっていました。
えこーの広報紙等の発送をするのに、私の友人・知人と賛助会員が
重なっているので、二つの名簿の人に発送すると二つ届く人がいます。
名簿が入っているパソコンは2台に分かれていて、
名簿ソフトが違うために友人・知人で賛助会員ではない人と、
賛助会員になってくれた友人・知人を分ける作業をしていました。
賛助会員になればえこーのパソコンで処理ができますが、
私のパソコンに入っている友人・知人は賛助会員か、
そうでないかの区別をしていませんので、
こちらの名簿から賛助会員を抜かなくてはなりません。
その作業は賛助会員になってくれた友人・知人が出るたびに
やらなくてはならず、2台のパソコンを並べて削除して違うパソコンに入力する
作業が面倒なので、友人・知人で広報紙を発送する名簿も
えこーのパソコンに入れました・・・と言ってもソフトが違うので1から打ち直しで、
結構時間がかかったのと目が疲れました。
出来上がった名簿を見ると、疎遠になった人も多く年賀状をはじめ何とか
音信のある人が残っていますが、
これから増えるよりも減っていく方が多いことを考えると・・・複雑な思いでした。

仕事上の付き合いの人はほとんど友人・知人のリストには入っていませんので、
先輩、後輩を含めてある意味本当に友だちと呼べる人の名簿になりました・・・
ここまで打って、忘れていました、広報紙を配らない・・・配っても読まない友人です。
人は一生の間に何人くらいの人と出会うのでしょう、
そして、友人・知人と呼べる人はどれくらいいるのでしょう。
接客業なら1日に2・300人と出会うこともあるでしょうが、
相手はお客さんが大部分で、友人・知人とは呼べない人の方が多い気がします。
私のリストの友人・知人はシャツのボタンを外して語り合える人がほとんどです。
この先、削除する人がないことを願いながらの作業でした。
  
Posted by いとう茂 at 15:45Comments(0)

2022年05月12日

5度目の撤去

ゴールデンウィーク中にカラスが5度目の巣を作りました。
これまでよりも時間があったので、より大きな巣でしたが月曜日の午後に
前を通った時には・・・・なくなっていました。
6度目があるのか違う場所に巣を作るのか、カラスと人間のいたちごっこは続きそうです。
横の空き地に寄ると、この前の女性がエサをまいています。
「こんにちは」
「こんにちは」
丁度カラスが二羽降りてきました、「あっちが雌でこっちが雄です」
「そうなんですか、よく分かりますね」
「先に雄がエサを食べて、その後に雌が食べに来ますよ」
魔法使いのお婆さんの予言はこの前もすべて的中していましたので、
素直に信用することにしました。
すると・・・予言通り雄が近づいてきてこの前と同じように、
10粒ほど食べて飛び去り続いて雌が同じくらい食べて飛び立ちました。
「帰ってきますかね」
「すぐに帰ってきますよ」
この予言も的中です。
「あのね、雄が食べている時に雌が食べに行くと、
雄が威嚇して雌を追い払うんですよ」
「そうなんですか」
「でも、たくさん食べるのは雌の方で6割くらいは食べてますよ」
「雄が優しいんですね」
「そうやなくて、雌の方が食べ方が上手やから、同じ時間でも食べる量が多いんです、
見ててくださいよ」
そう言って女性はもう少しエサをまきました、空き地にはエサが残っていましたが、
さらにエサ増量です。
すぐに二羽が戻ってきて、雄だという方は警戒無しでエサに近づいて、
落ちているエサを食べだしました、時々顔を横に向けてついばんでいます。
「雄はああして顔を横に向けないと食べられない時があるみたいですが、
雌はそんなことはしません、見ていてください」
女性に言われるまま見ているしかありません、雄が食べるのをやめると
雌がピョンピョンと小刻みにジャンプしながら近づいてきて・・・。
「あっ、ほんとだ」
くちばしが掃除機のようにも見えます、次から次と姿勢を崩すことなく
見事にエサを口に入れていきます、そして速い!

女性がポツリつぶやきました。
「また壊されてしもうた、かわいそうに、でもガンバレよ」
私の気持ちを代弁してもらったようです、魔法使いのお婆さんは予言だけではなく、
人の心も読めるらしい・・・。
  
Posted by いとう茂 at 15:01Comments(0)