2014年08月12日
お帰りなさい
お盆は現在8月15日前後を指すようですが、これは
新暦になってからのことで旧歴では7月15日でした。
太陰暦から太陽暦に移行してからということで
現在でも旧暦の7月15日にお盆の行事をする
地方もあるとききます。
旧暦の15日は必ず満月です、1日は必ず新月
暦だけでなく月の満ち欠けでおよその日にちがわかったのでしょう。
日本の社会ではいつの間にか正月とお盆は
帰省、墓参りの風習と旅行に出かける時期に二分されています。
今日は娘夫婦が孫たちを連れて本格帰省の日です。
その後、残る孫もいるようですが賑やかな時間が
しばらく続きます。
娘夫婦以外にも帰ってくる人がいます、正確には
帰ってきている気がする、帰っているはずというのでしょうが、
親父、祖父母、その先の先祖の御霊です。
「かの世より 父来る盆の 帽子掛け」
父は帽子が好きでした。私も父に似て帽子が好きです。
ですから我が家には父が買ってきた帽子掛けが廊下の壁についています。
その帽子掛けの左側のフックを盆の間は空けておくようにしております。
そこには父の帽子がいつも掛かっていたからです。
そしてあの世から帰ってきて、
元の位置に帽子を掛けるような気がしてならないからです。
親父と祖母はともに平成7年に亡くなりましたので娘は知っています、
孫とひ孫にあたる娘です、さらにその子どもも一緒ですが
この世での出逢いはありません、仏壇の前に座らせて手を合わせる
ことくらいはさせて顔を見せてやろうと勝手に思っています。
浄土真宗ですので「おしょらいさん」や精霊流しという風習はありません、
ちなみに、「おしょらい」とは御招霊、お精霊という漢字だそうです。
8月16日は大文字の送り火、残暑は厳しいものの日本の夏の
風物詩が終わります。
それとともに帰ってきた娘夫婦と孫、そして先祖の御霊も帰っていきます。
時は絶えず流れ続けています、いつか私も見えない御霊になり帰る日が来るのでしょう。
ねんねんさいさいはなあいにたり【年年歳歳花相似たり】
毎年毎年花は同じように咲く。人の世が変化するのに対して,自然が変化しないことのたとえ。
新暦になってからのことで旧歴では7月15日でした。
太陰暦から太陽暦に移行してからということで
現在でも旧暦の7月15日にお盆の行事をする
地方もあるとききます。
旧暦の15日は必ず満月です、1日は必ず新月
暦だけでなく月の満ち欠けでおよその日にちがわかったのでしょう。
日本の社会ではいつの間にか正月とお盆は
帰省、墓参りの風習と旅行に出かける時期に二分されています。
今日は娘夫婦が孫たちを連れて本格帰省の日です。
その後、残る孫もいるようですが賑やかな時間が
しばらく続きます。
娘夫婦以外にも帰ってくる人がいます、正確には
帰ってきている気がする、帰っているはずというのでしょうが、
親父、祖父母、その先の先祖の御霊です。
「かの世より 父来る盆の 帽子掛け」
父は帽子が好きでした。私も父に似て帽子が好きです。
ですから我が家には父が買ってきた帽子掛けが廊下の壁についています。
その帽子掛けの左側のフックを盆の間は空けておくようにしております。
そこには父の帽子がいつも掛かっていたからです。
そしてあの世から帰ってきて、
元の位置に帽子を掛けるような気がしてならないからです。
親父と祖母はともに平成7年に亡くなりましたので娘は知っています、
孫とひ孫にあたる娘です、さらにその子どもも一緒ですが
この世での出逢いはありません、仏壇の前に座らせて手を合わせる
ことくらいはさせて顔を見せてやろうと勝手に思っています。
浄土真宗ですので「おしょらいさん」や精霊流しという風習はありません、
ちなみに、「おしょらい」とは御招霊、お精霊という漢字だそうです。
8月16日は大文字の送り火、残暑は厳しいものの日本の夏の
風物詩が終わります。
それとともに帰ってきた娘夫婦と孫、そして先祖の御霊も帰っていきます。
時は絶えず流れ続けています、いつか私も見えない御霊になり帰る日が来るのでしょう。
ねんねんさいさいはなあいにたり【年年歳歳花相似たり】
毎年毎年花は同じように咲く。人の世が変化するのに対して,自然が変化しないことのたとえ。
Posted by いとう茂 at 13:27│Comments(0)