2015年02月04日

良寛の戒語②

良寛の戒語の続きです。
良寛の言葉を噛みしめて自分の言動を振り返ると、
普段から意識して戒めなければならないことがかなりあります。

「節もなき事に節を立つ」
性分と言ってしまえば、それまでですが竹の棒を横に持って
狭い路地を歩く、当然、棒は両側に当たりガラガラと音を
たてます、ここはおとなしく竹の棒を両側の壁に当たらないよう
真っ直ぐ持って歩こう、そう思っていると上の方から不意に
独善的な言葉。
「そら、おかしいやろ、お前は間違っている」もう黙っていられません。
竹の棒が横を向いてガラガラ・・・・・。
そんな自分が私の中にいることは事実です。

「角がとれて丸くなる、いいことだが、人間にはとれては困る角もある」
何に抵抗して言ったのかはもう覚えていません。
時々、今でもそうだと思うことがあります。

自分を治める。
この事の必要性は、人に迷惑を掛けない、不快な思いをさせない、
人の役に立つ人間になる・・・・・・。
結果として人格や識見の形成につながるのでしょう。

転ばぬ先の杖と言う言葉がありますが、隣を歩く人の足元が
おぼつかなくて、もしかすると転んでしまう、そんな人に自分の杖を
貸してあげるのは親切心もあるでしょうし、もし、杖を貸さずに
転んでしまったら、転んだ人は杖を貸してくれたら転ばずに
すんだのにと思うだろう。
そう思われることで自分が不快な思いをするのが嫌だから貸してあげる。
そんな心理もある気がします。
長々講釈・・・・まさに戒めないと・・・・。

よく物の講釈をしたがる  子どもの小しゃくなる  老人のくどき
若い者の無駄話  仕方はなし  首を捻じりて理屈を言う  声色  引き事の違う
口をすぼめて物言う  押しの強さ  所に似合わぬ話  珍しき話の重なる
息もつきあわせず物を言う  好んで唐言葉を使う  
人の理を聞きとらずして、己が理を言い通す
口まね  田舎者に江戸言葉  都ことばなどを覚えて、したり顔に言う
よく知らぬ事をはばかりなく言う  聞きとり話  寝入りたる人をあわただしく起こす
人に会って都合よく取り繕う  技を無造作に言う  間の切れぬように物言う  
説法者の弁を覚えて、あるいはそらいたまししことと、嘆き悲しむ
貴人に対していたしまする  悟りくさき話  学者くさき話
風雅くさき話  うわの口をきく  さしもなき事を論ずる  節もなき事に節を立つ
人の器量のあるなし  欠伸とともに念仏  
幸いの重なりたる時、物多くもらいたる時、ありがたき事を言う
人に物くれぬ先に、なになにやろうと言う  くれて後、人にその事を言う
ああいたしました、こういたしました、ましたましたの重なる
俺がこうしたこうした  鼻であしらう

他にもまだあったように思いますが、手元にあるのは前回と合わせてこれだけです。
今日は午前中に政策検討会議がありました、2年前にいじめ防止条例を
議会から提案し策定しました、その見直しがおおむね2年ということで
昨年から見直しのために何度か会議を開催してきました。
ようやく原案がまとまり議運にはかって議員全員に報告します。

午後からは市民病院に行き、放射線治療装置のリアニックの
内覧会に出てきます。
放射線治療ということは「ガン」の治療に使用する装置です、
メスを入れる手術に比べて臓器に与えるダメージが少なく
患者の負担が減ります。
あわせて、内視鏡手術支援のロボットについての報告も受ける予定です。



Posted by いとう茂 at 12:51│Comments(0)
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