2015年05月26日

見えぬけれどもあるんだよ

金子みすゞの詩に「星とたんぽぽ」というのがあります。
何度かブログでも紹介しましたが、私の好きな詩です。
想定外を当然ととらえているようなところがあり、
彼女は何を見ていたのだろう、どんな感性をしていたのか、
周囲との人間との間に摩擦や衝突はなかったのか、
もしかしたら、生きることが辛い時が多々あったのではないか等々。

想像は膨らむばかりです、改めて紹介します。

 青いお空のそこふかく、
 海の小石のそのように
 夜がくるまでしずんでる、
 昼のお星はめにみえぬ。
    見えぬけれどもあるんだよ、
    見えぬものでもあるんだよ。

 ちってすがれたたんぽぽの、
 かわらのすきに、だァまって、
 春のくるまでかくれてる、
 つよいその根はめにみえぬ。
    見えぬけれどもあるんだよ、
    見えぬものでもあるんだよ。


生かされていると感じるときは誰かに支えてもらっていたり、
隣で黙って愚痴を聞いてくれる人や、
一緒に痛んでくれる人がいる場合が多いように感じます。
世の中には親からも歓迎されずに生きている子どももいます、
自分が安らげる場所もない、居場所、その言葉の意味さえ知らずに
生きている子どもがいます、もちろん、そんな子どもに光が差すことは
ありませんし、声高に、ここにかわいそうな子どもがいる、
そんなことを言う人もいません。
誰も自分のことなど気にかけてくれない、それがその子どもにとって、
日常になっている現実。

そんな日陰にいる子ども達に手を差し伸べる人もいます。
偉いなぁ、本当に頭が下がります。
議員として、そんな立場を超えて支援してあげたい、
そんなわけで私が所属している会で、7月から社会奉仕委員会の理事に
なりましたので、ほんの少しですがお金、それも抵抗があるのですが、
お金の支援と、個人的に1人間として何かお手伝いができないか、
何かさせてもらおうと考えています。

もし、お手伝いしていただけるなら連絡ください。
3食が食べられて寝るところがある、ゴロンと横になってテレビを見る
場所があるということは本当は幸せなことなのです。

見えぬけれどもあるんだよ。



Posted by いとう茂 at 20:55│Comments(0)
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