2018年01月30日

蝶番

漢字のテストではありません「ちょうつがい」と読みます。
読めても書けないのが漢字ですが、何となく見覚えのある
方も多いと思います。
説明はいらないと思いますが、開き戸や開き窓、
箱のふたなどに取り付け、これを回転軸として開閉させる金具。
2枚の金属板が軸を中心に回転して開閉するさまを蝶の羽根に
見立てていう。◇「丁番」と書くこともある。
と言うのが蝶番の解説です。

語源は「蝶の番(つがい)」であり、その形状を、とまっている
雄蝶と雌蝶のカップルに見立てたものである。
古文書の和歌などに「てふつがひ」として出てくるので、
古くから使われた日本語だと思います。

蝶番の話をしようと言うのではなくて、開いたドアの蝶番を
見ていて何となく気になりましたので・・・・・・・。

一般的な蝶番の使い方は柱に片方を固定して、もう片方を
ドアにつけてドアが開閉するように使います。
我が家もそうですが、派手な動きをするドアは風などで
勢いよく締まることもあれば急いでいる時に力いっぱい
引っ張られて開けられることもあります。
どんな時でも対応してくれるのはドアの役目ですが、
そこには片方でしっかり支える柱があることを忘れていました。

ドアは開閉の前後の動きだけでなく引力で上からの力も
かかっています、それを床と平行に動かすのも柱にしっかり
固定されていなければぎこちない動きになりますし、ネジが
外れて本来の役目を果たせなくなります。

ネジが柱にしっかり固定されていても柱がぐらぐらしていれば
ドアはスムーズに開きません。
社会で大きな活躍をする人の陰にはそれをがっちりサポート
する人が数多くいるのではないでしょうか、そんなことを
考えていました。
しっかり立つ柱の様にブレずに人を支えられたら支えられて
いる人も後顧の憂いなく活動できると思います。
時には支える側、時には支えられる側、そんな風に立場を
変えて我々は生きているのだと思います、支えるときは
ブレずに黙々と、支えられる時には支えてくれる人を信頼して、
そんな生き方ができれば、今日まじまじと見られていた我が家の
ドアも報われるのでしょうか、ドアにさえも支えられている
頼りない人間ですが・・・・・・。

Posted by いとう茂 at 23:00│Comments(0)
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