2020年03月17日
寡きを患えずして均からざるを患う
今日は論語の「寡きを患えずして均からざるを患う」と
いう言葉が頭に浮かびました。
孔子がおっしゃった。「求よ、実は利益を貪りたいだけなのに、
言葉を飾って言い訳するような者を君子は憎むのである。
丘は聞いている。
国を保ち家を保つ者は人民が少ないことを憂えず、
扱いが公平でないことを憂え、貧しいことを憂えず
人心が安定しないことを憂うと」
「思うに扱いが公平ならば貧しいことは無く、上下が仲良く
調和していれば人民・資財が少ないということは無く、
人心が安定していれば国が傾き滅びることは無い。
このような具合であるから、遠くの人が従がわないなら、
武力で攻めるのでなく文や徳を修めて、その教化によって
自然に従うようにして、すでに従っているのならば、
さらに人心を安定させるのである」
という意味・・・・ですが、簡単に言うなら・・・・・・、
人民が少ないとか貧困を憂うのでなく、人民が
不平等だと思うことを心配すべきだ。
不平等は不安定につながる。
ということです。
新年度にひきこもりの家族会の立ち上げを考えていますが、
会場は公民館を利用したいと考えていました。
市民センターでその話しをすると使用料が発生するといわれて、
減免の手続きはできないかと尋ねると、地域の各種団体では
ないので、大津市の後援事業だと減免になるということでした。
同じ内容の事業を自治連合会や学区の社協が実施すれば
減免で、民間の一般社団法人だと有料。
まさに、均(ひとし)からざるを憂うです。
力づくで本庁に行って市民部長と直談判も方法ですが、露骨な
行動は露骨な反動を生む、そこで正面から家族の会に後援を
いただけないか、これは無理だと思っていましたがこちらが
手抜きをしたいので・・・・・結果は想像通り、家族の会の
事業になら大津市の後援が可能という返事でした。
手抜きは、その事業計画を添付しなければいけないことで、
入れ物に後援をいただければ、中身は後から考えられますが、
中身に後援と言われれば後援依頼に添付しなくてはいけません。
それでも事業に後援していただけるだけで「欣喜雀躍」です。
以前に子ども食堂を民間ボランティアが開催するのに、
調理室の使用料や市民センターで食事をすることがネックになり
貸してもらえないという事態がありました。
片や、社協が子どもの居場所づくりの一環で市民センターで
流しそうめんをやることは可能でした。
これも、均(ひとし)からざるを憂うです。
一般質問でこのことを質して、民間ボランティアでも市民センターで
子ども食堂を開催することができるようになりました。
後援が減免には必要というのは春闘で言うなら全面勝利とは
言えないかもしれませんが、大人の居場所を確保できることは
大きな意味があります。
次は中身をどう充実させて参加する家族に安心と連帯感を
もってもらうか、いよいよ本流の話になります。
いう言葉が頭に浮かびました。
孔子がおっしゃった。「求よ、実は利益を貪りたいだけなのに、
言葉を飾って言い訳するような者を君子は憎むのである。
丘は聞いている。
国を保ち家を保つ者は人民が少ないことを憂えず、
扱いが公平でないことを憂え、貧しいことを憂えず
人心が安定しないことを憂うと」
「思うに扱いが公平ならば貧しいことは無く、上下が仲良く
調和していれば人民・資財が少ないということは無く、
人心が安定していれば国が傾き滅びることは無い。
このような具合であるから、遠くの人が従がわないなら、
武力で攻めるのでなく文や徳を修めて、その教化によって
自然に従うようにして、すでに従っているのならば、
さらに人心を安定させるのである」
という意味・・・・ですが、簡単に言うなら・・・・・・、
人民が少ないとか貧困を憂うのでなく、人民が
不平等だと思うことを心配すべきだ。
不平等は不安定につながる。
ということです。
新年度にひきこもりの家族会の立ち上げを考えていますが、
会場は公民館を利用したいと考えていました。
市民センターでその話しをすると使用料が発生するといわれて、
減免の手続きはできないかと尋ねると、地域の各種団体では
ないので、大津市の後援事業だと減免になるということでした。
同じ内容の事業を自治連合会や学区の社協が実施すれば
減免で、民間の一般社団法人だと有料。
まさに、均(ひとし)からざるを憂うです。
力づくで本庁に行って市民部長と直談判も方法ですが、露骨な
行動は露骨な反動を生む、そこで正面から家族の会に後援を
いただけないか、これは無理だと思っていましたがこちらが
手抜きをしたいので・・・・・結果は想像通り、家族の会の
事業になら大津市の後援が可能という返事でした。
手抜きは、その事業計画を添付しなければいけないことで、
入れ物に後援をいただければ、中身は後から考えられますが、
中身に後援と言われれば後援依頼に添付しなくてはいけません。
それでも事業に後援していただけるだけで「欣喜雀躍」です。
以前に子ども食堂を民間ボランティアが開催するのに、
調理室の使用料や市民センターで食事をすることがネックになり
貸してもらえないという事態がありました。
片や、社協が子どもの居場所づくりの一環で市民センターで
流しそうめんをやることは可能でした。
これも、均(ひとし)からざるを憂うです。
一般質問でこのことを質して、民間ボランティアでも市民センターで
子ども食堂を開催することができるようになりました。
後援が減免には必要というのは春闘で言うなら全面勝利とは
言えないかもしれませんが、大人の居場所を確保できることは
大きな意味があります。
次は中身をどう充実させて参加する家族に安心と連帯感を
もってもらうか、いよいよ本流の話になります。
Posted by いとう茂 at 23:08│Comments(0)