2020年03月31日

今年はなかったんだ

冬の間は琵琶湖で羽根を休めていた水鳥たちが
北へ帰るときに追い風になる春一番が、今年は関西では
吹きませんでした。
一番早かった四国では2月12日、一番遅かったのは
東京と福岡の2月22日、名古屋や北陸では2月16日でしたが、
吹いてない地方もあります。
これは今年に限ったことではなく、時々地域によって春一番が
吹かずに春を迎えることがあります。
それでも、琵琶湖の水鳥たちはわずかな上昇気流を読み取って
北へと旅立ちます。

あれがないとできない、あの服がないと外出できない、そんな
自分勝手な言動で周囲を困らせる人間とは・・・・・・です。
花見の客も昨年とは大違い、人もまばらな公園に植えられた
さくらの木々は今年も花を咲かせてくれました。
猛暑だ、暖冬だと人間が騒いでいようが、台風に思いきり
揺すられても枝からこぼれるくらいの花がついています。
仕事で失敗して落ち込んでいる、会社で口論になり傷ついた、
それで食事が進まない、踏まれて折れた雑草は、それでも
力強く茂っています。
山頭火でしたか・・・・ぬいても ぬいても 草の執着をぬく。
草苅だと人間が鎌で刈ったり、丁寧に抜いても半月から
1か月もすると草が目についてきます。
ちなみに、雑草と野草の違いは・・・・・・。
人間が管理している場所に生えるのが雑草で、山や森など
人間が普段から管理ができないところに生えるのが野草。
草そのもののに名前があり、生える場所で名前が変わる、
ということです。
考えてみれば私にも名前がありますし、日本にいたら国民、
米国に行ったら外国人・・・・・あれっ、滋賀県に住んでいるから
滋賀県人、大津市に住民票が・・・・・大津市民だぁ。
くだらない話でした。

明日から4月、新入社員の入社式を予定していた企業も
あったでしょう、それもコロナウイルスの影響で延期か中止、
卒業式も本人だけとか保護者も1名だけという学校もありましたし、
式はやめて卒業証書だけを渡すという学校もありました。
本来なら東京本店に異動という辞令が交付されると、栄転だと
喜ぶサラリーマンが多いと思いますが・・・・・・今年は・・・・・。
入社式が中止になりがっかりした社会人1年生も多いのでしょうが、
入社式にまでついていこうとしていた母親は、もっと・・・・・・。
なかったのは関西地方の春一番だけではなかったようです。

Posted by いとう茂 at 21:56│Comments(0)
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