2020年04月05日

先従隗始

あれも、これもと考えているうちに4月になっています。
形になったものもたくさんありますが、構想段階、と言うか
しなければ、しなければと考えるだけで前に進んでいない
こともいくつかありました。
昨日と今日は、えこーの今しなくてはいけないことと、
この先にしなければいけないことを整理して、作業にあたって
いました。
おかげで、昨日は助成金を受けるための書類の作成と保護司会での
説明資料やチラシが完成し、今日は来月に発行を予定している
えこーの広報紙の記事の割り付けが終わり、原稿は最終17日の
締め切りで書き上げることになりました。

年明けから期限付きで3月末まで友人に頼まれてアルバイトに行って
いました、週に1~4日と、イレギュラーなアルバイトでしたが、
それなりに自由に動ける時間に制限が出て、しなければいけない
ことが後回しになっていたようです。
自分ではそのことだけではなく周りのいろんな変化も見落として
いたようで、池のメダカも水草が冬の間に枯れて、気温の
上昇とともに動きが活発になっていることに気づきましたし、
庭の木々はきんもくせいが柔らかそうな新芽を伸ばしていますし、
つつじも新芽が立っています。
視線を360度回転させると、クチナシも山椒も若葉が伸びています。
松に槇に山茶花は相変わらず緑の葉ですが、心持ち若葉も
伸びているように思います。

先従隗始、まず隗より始めよの四字熟語ですが、自分のことでも
手近なところにもすることがたくさんあることに気づかされました。
ひきこもりでも家族は自分が先に死んだらと、死後の子どものことを
心配する人も多くいます。
備えあれば患いなし、そのことはわかりますが家族が年金暮らしなら
ともかく、まだ50歳にも到達しない家族でもそうした声はあります。
その気持ちを分析すると、子どもはずっとひきこもっている、そう決めて
いるのか、諦めているのか・・・・・・。
希望はすべての問題を解く力になります。
世の中白と黒だけではありません、社会参加かひきこもりかという
決め方ではなく、今しなければいけないこと、今できること、
そうしたことの実行が小さな変化を生むこともあります。
その小さな変化を見逃さない感性は無くしてほしくないと思います。
相談の時にも子どもの小さな変化に気が付くようにこちらも
心のアンテナを磨いておかないといけないと思っています。
千里の道も一歩から、今の状況をイメージすると目の前に
険しい山が連なっていて、目的地ははるか遠く、まだまだ山の
頂上からも望むことはできない・・・・そんな感じだと思います。
ここで止まっていても目的地が近づいてくるわけはありません、
険しい山を前にして閉塞感や疲労感がないのが幸いで、前に
進む気力だけは十分にあります。
ただ・・・・人の心配よりも自分の心配をしなくてはいけない状況も
あるのですが・・・・・・。

Posted by いとう茂 at 21:08│Comments(0)
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