2021年05月15日

ワクチン接種

先日は保護観察対象者で、特に一人暮らしの人について
コロナウイルスワクチン接種の申請について、果たして一人で
できるのか、観察所として何らかの対応ができないかについて
アップしました。
アップした翌日に観察所に電話をして、更生保護施設担当の
職員に私の考えを伝えました。
観察所の職員は基本国家公務員ですので、年齢が60歳未満の
人が大半で、予防接種の申請書が届くことについてもピンと
こないのが実情のようで、話を聞いてようやく気付いてた他府県の
観察所にも問い合わせて対応検討するということでした。

保護観察対象者のように受け皿がある人は、対応を考えられますが、
ひきこもりについては受け皿が少なく、誰にも、どこにも相談できていない
大部分の人たちには受け皿が全くありません。
パソコンの得意なひきこもりがいても、外に出られないので申請して
接種日、接種場所が決まってもそこで動きが止まってしまいます。
ひきこもりや不登校の家族や本人を支援する団体は徐々に増えていますが
ひきこもり、不登校への理解を求める動きはほとんどありません。

夜中にコンビニに買い物に出かけて、コロナに感染する可能性も
あります。
そうなったときに世間の風当たりはさらに強くなることも十分考え
られますし、注射そのものが怖くてとても無理だと言う人もいるかも
しれません。
親との関係が上手くいっていない家庭では親が車に乗せて、接種会場に
連れて行くということもないでしょうから、一人で行かなくてはいけません。
コンビニには行けても電車に乗って移動することは無理な人も多くいます。
こうした人への対策はどうなるのでしょう・・・・・・。
こうした意見に対する世間の声は「何を甘えとるねん、感染したら自分
だけでなく周りにも迷惑をかけるのが分からんのか」
「ひきこもってるだけならその家の中だけの話で終わるけれども、感染して
コンビニとかに買い物に行かれたら周りが感染してしまう」
もっと激しい言葉を投げる人もいるかもしれません。
個別に保健所などが自宅を訪問して接種したとなれば、「特別視は
おかしい、高齢者でも会場まで足を運んでるのに」またまた非難される
声が出そうです。
えこーの相談者もいずれこうした問題に直面します、えこーとしても
行政機関等の支援団体と協議して対応を考えないと・・・・・・。

Posted by いとう茂 at 22:45│Comments(0)
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