2022年09月22日

「おはよう」コックン、今日はどうかな

1学期はほぼ毎日見ていた小学生が、2学期に入ってからは4日しか
見ていません。
9月1日の始業式の日には見かけず、
5日の月曜日が2学期に入って最初に見た日でした。
「おはよう」 コックン
「暑いな」 コックン
「元気にしてたか」 「あんまり元気じゃない」
「行ってらっしゃい」 コックン
首を折るようにしてコックンです。
3連休の前の日も一人でやってきました。
「おはよう」 コックン
「今日行ったら明日から休みやな」 コックン
「元気か」 「元気にしてる」
「行ってらっしゃい」 コックン
コックンだけでなく短い会話はできます、
自分から話しかけることはどうなのか、
時間をかけて確かめたいと思っています。
学校までの間にこの子に声をかけるのが、もしかすると私一人かも知れません。
1学期には、いつも声をかける場所ではなく、違うところにいました
この子が歩いてきたのが見えましたが、
私のいる場所からは距離があったので見ていると・・・
いつもの爺さんがおらん・・・と、思っていたかは分かりませんが、
この子が目で私を探しているようでした。
いつもと違うところにいる私を見つけると、
この子から手を挙げてくれたことがありました。
時々逆方向から迎えに来てくれていた友だちも、
2学期に入ってからは見かけません。
「学校に行きたくないなぁ」「でも、行かないと叱られる」
そんな気持ちがせめぎあいをしている日々かもしれません。
家では親から早く学校に行きなさいと急き立てられる、
学校では遅刻すると注意をされる。
誰も褒めてくれないし認めてくれない、そんな現実の中にいるとしたら、
そしてこのまま大人になったら・・・自己肯定感のない人間になりそうです。
地域の人が何気ない言葉かけをするだけでも子どもには
「僕のこと見ていてくれはる」と、自分の存在を意識して、
気持ちが前向きになると考えます。
無財の七施の実践は地域の大人から、子どもにつないでいくものだと思います。

Posted by いとう茂 at 10:29│Comments(0)
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