2022年12月28日
今年最後の家族会「えこちゃんステーション」が終わりました
通算で32回目の「ひきこもり・不登校家族の会」が12月25日に終わりました。
年内はこれが最後で次回は1月に開催します。
今回は12名が参加して、毎年恒例の「太鼓を楽しむ」プログラムが始まりました。
長い人で3年目の和太鼓になりますし、今年から始めた人もいます。
和気あいあい、その言葉が当てはまるプログラムで、
面談では笑わない相談者の笑い声も聞くことができ、
参加者の新たな一面を見ることができました。
これまでは3月まで4回シリーズのプログラムでしたが、
来年の3月は統一地方選挙があり、期日前の投票場所になっているので、
2月までのプログラムになります。
簡単なリズムを叩く練習ですが途中で「どこを叩いているのか迷子になったわ」
の声も多く、その度に爆笑でした。
太鼓を叩くという非日常体験で、ストレス発散になったと思います。
太鼓の次は意見交換会、いつもなら近況報告があるのですが、
4時間の中で近況報告を入れると時間不足になりますので、
近況報告はえこーの面談でしてもらいます。
意見交換会では12月4日に開催された大津市のひきこもり講座の感想から話してもらいました。
就労はできていませんが、ひきこもりから脱した人の話を聞いて「まぶしかった」
「そんな簡単に抜けられるの、うちはまだまだやわぁ」といった声が多く、
そっくりそのまま参考にはならなかったようです。
ひきこもりも不登校も1件ずつ状態も対応も違います、
自分の家庭に当てはまる部分が少なくても止むを得ないと考えています。
えこーの相談者にはあまり参考にならなくても、
他のひきこもりの家庭にとっては大きなヒントになったかもしれません。
講演会の感想の後は、参加者が気になっていることや困っていることを出して、
他の参加者の意見を聞いてこれからの対応の参考にする時間でした。
・世帯分離をして生活保護の申請をしたいのだが、どこに行けばいいか分からない。
・親が死んだ後、子どもが一人で生きていけるとは考えられないので、
どこの支援機関とつながるのがいいのか。
・知的な問題は無いが、親の残した財産を本人が管理できるとは考えられない、
誰か代わって管理をしてくれるか。
この3つはよく出る質問で、大津市の場合なら答えられますが、
他市の場合はえこーで分からないことがあり、
市の障害福祉課か社協とつながるように助言しています。
当事者が抱えている生きづらさが同じものでも、目に見えてくる現象も程度も違います。
これは、病院や専門機関での診断でつけられた生きづらさです、
生身の人間ですから違って当然だと考えますし、寄り添うとは同じ方法ではなく、
一人ひとりの状態を見極めて、その人だけの寄り添い方を見つけることだと思っています。
来年には家族会も4年目に入ります、大津市でも滋賀県でも後続の家族会の影も見えません。
手探りですが、家族が元気になり、それを見て当事者も元気になる、
そんな家族会になるように、えこーも努めたいと考えています。
年内はこれが最後で次回は1月に開催します。
今回は12名が参加して、毎年恒例の「太鼓を楽しむ」プログラムが始まりました。
長い人で3年目の和太鼓になりますし、今年から始めた人もいます。
和気あいあい、その言葉が当てはまるプログラムで、
面談では笑わない相談者の笑い声も聞くことができ、
参加者の新たな一面を見ることができました。
これまでは3月まで4回シリーズのプログラムでしたが、
来年の3月は統一地方選挙があり、期日前の投票場所になっているので、
2月までのプログラムになります。
簡単なリズムを叩く練習ですが途中で「どこを叩いているのか迷子になったわ」
の声も多く、その度に爆笑でした。
太鼓を叩くという非日常体験で、ストレス発散になったと思います。
太鼓の次は意見交換会、いつもなら近況報告があるのですが、
4時間の中で近況報告を入れると時間不足になりますので、
近況報告はえこーの面談でしてもらいます。
意見交換会では12月4日に開催された大津市のひきこもり講座の感想から話してもらいました。
就労はできていませんが、ひきこもりから脱した人の話を聞いて「まぶしかった」
「そんな簡単に抜けられるの、うちはまだまだやわぁ」といった声が多く、
そっくりそのまま参考にはならなかったようです。
ひきこもりも不登校も1件ずつ状態も対応も違います、
自分の家庭に当てはまる部分が少なくても止むを得ないと考えています。
えこーの相談者にはあまり参考にならなくても、
他のひきこもりの家庭にとっては大きなヒントになったかもしれません。
講演会の感想の後は、参加者が気になっていることや困っていることを出して、
他の参加者の意見を聞いてこれからの対応の参考にする時間でした。
・世帯分離をして生活保護の申請をしたいのだが、どこに行けばいいか分からない。
・親が死んだ後、子どもが一人で生きていけるとは考えられないので、
どこの支援機関とつながるのがいいのか。
・知的な問題は無いが、親の残した財産を本人が管理できるとは考えられない、
誰か代わって管理をしてくれるか。
この3つはよく出る質問で、大津市の場合なら答えられますが、
他市の場合はえこーで分からないことがあり、
市の障害福祉課か社協とつながるように助言しています。
当事者が抱えている生きづらさが同じものでも、目に見えてくる現象も程度も違います。
これは、病院や専門機関での診断でつけられた生きづらさです、
生身の人間ですから違って当然だと考えますし、寄り添うとは同じ方法ではなく、
一人ひとりの状態を見極めて、その人だけの寄り添い方を見つけることだと思っています。
来年には家族会も4年目に入ります、大津市でも滋賀県でも後続の家族会の影も見えません。
手探りですが、家族が元気になり、それを見て当事者も元気になる、
そんな家族会になるように、えこーも努めたいと考えています。
Posted by いとう茂 at 22:24│Comments(0)