2023年02月14日

世の中、捨てる神ばかりではありません

久しぶりに商店街で一緒に活動をしていた仲間に会いました。
よく飲み、よく議論をし、よく動きました。
そんなご縁で28年前に仲人も引き受けた関係です。
家業をやめてコンビニのオーナーになり、今では名神のサービスエリアを含めて
3店のオーナーをしています。
商店街の人間の中には、夜逃げ同然に消えた人も何人かいますが、
彼は出世頭とも言え仲間として誇りに思う一人です。
立ち話でしたがえこーの話になり、ひきこもりの人がコンビニで働けないか、
といきなり尋ねてきました。
コンビニ業界は慢性の人不足で、
アルバイトのやりくりに苦労をしている事情は知っていますが、
一定の時間帯を任せられるひきこもりの当事者はいませんし、
レジでもたついているとクレームもあるでしょうから、
いきなり週に5時間を3回とかの条件では無理、
週に1回で1時間からなら続くかもしれないと答えました。
それも周りの理解があってと言う条件付きです。
就労訓練まではとても行きません、就労の見学から始めることになります。
当事者の多くは働きたいと感じていますので、
接客ではなくバックヤードでの作業なら手を抜くことなく仕事はすると思います。
しかし、大きなスーパーならバックヤードの仕事もたくさんあるでしょうが、
コンビニではそれほどバックヤードの仕事はありません。
それでも彼は、うちでお手伝いできることがあれば言ってください、と言ってくれました。
持つべきものは友です。
駐車場の清掃や品出しの体験、そんな所から始める当事者の受け皿が一つ増えました。
ひきこもりは続かないから使い物にならない、と切り捨てられることが多い中で、
何か協力できないかとひきこもりを活かすことを考えてくれる人間もいます。
これは大きなヒントです、こうして協力してくれる事業所は他にもあるはずです。
それをストックしておくのもえこーの仕事です。

Posted by いとう茂 at 15:30│Comments(0)
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