2023年07月10日
偶然不登校の面談が2件でした
日曜日は午前と午後の2回、面談を入れないと相談者が増えて、
次の面談までの間隔が開きすぎます。
この日曜日は偶然にも午前も午後も不登校の面談になりました。
どちらも来年に受験を控えて、これから大変な時期に入りますが、
いい方向で進んでいます。
1件は学校には行くことができませんが、週2回の塾に行くようになりました。
塾と学校の連携もこれから体制が整います。
塾とつながることで、学校にも情報が伝わりますので、
学校側も子どもの様子がよく分かるようになります。
進路はまだ決まりませんが、塾に行った日を学校の出席日としてカウントされますので、
親も喜んでいました。
塾に行くのも子どもにとっては負担になりますので、
親は塾に行けたら次はこれと焦らずにして欲しいのと、
疲れている日は無理に塾、塾と言わないように助言しました。
「このままではいけない」と一番感じているのは子どもです、
親が先を急ぐ気持ちも分かりますが、親の気持ちを子どもが敏感に察知して頑張りすぎて、
潰れてしまっては意味がありません。
大切な時期で何とかしたいという親の気持ちは痛いほどわかります、
大切な時期だからじっと見守ることも大切です。
もう一組の不登校にも大きな変化がありました。
4月の面談がキャンセルになり間隔が開いていたのですが、
新学期から学校に行くことができて、
昼休みには友だちと勉強会をしているということでした。
聞いていて、勉強会の話よりも友だちができたことが嬉しく、
中味のほとんどわかっていない受験に向けて、
子どもなりに助け合っていることが伝わってきました。
こちらも楽しく学校に行っているのではないと思いますが、
何とかしないとと言う気持ちが、朝起きて学校に向かわせるのだと感じます。
この子どもには祖父母がいて、そこでは自分の素が出せているようで、
居場所になっています。
苦しい状況の中でも周りがすべて敵とは限りません、
両親以外に友だちと祖父母、この支えがきっと良い結果をもたらすと信じています。
Posted by いとう茂 at 12:55│Comments(0)