2023年08月07日

最後のエサやり


久しぶりにカラスにエサをやっている場所を通ると、
いつもの年配の女性がエサをやっていました。
以前は私を見ると逃げようとしたのですが、
顔を覚えてくれたのか向こうから会釈をしてもらいました。
「暑いのに大変ですね、でもカラスは大喜びだ」
「この子たちとも4年ほどの付き合いです、でももうお別れなんです」
「えっ、何かあったのですか」
「息子夫婦が神奈川の川崎にいるんですけど、
お盆が過ぎたらそちらに行くことにしましたので、今日が最後のエサやりです」
「そうなんですか」
「前から川崎に来いと言われていたのですが、
友だちもこちらにたくさんいますし、川崎みたいな大きな街は性に合いませんので、
ずっと断っていたんですが、
7月に足首を捻挫しまして息子の嫁が2週間ほど世話に来てくれたんです。
その時に嫁が一緒に暮らそうと親切に言ってくれるものですから、
行くことに決めたんです」
「いいお嫁さんでよかったですね」
家政婦代わりかもしれませんけどね、ははは」
そこから話が弾んで場所を喫茶店に移して、
2時間ほどこの女性と話をしました。
川崎にいるのが次男で、長男は大阪にいるのですが嫁と合わなくて、
大坂には行ったことがないという話や、
カラスにエサやりを始めたいきさつも話してくれました。
長男の嫁は気性が荒くて欲が深く、
長男が尻に敷かれているという話を紹介しますと、
家は長男たちの物ですが土地は借りているということで、
これまでに何度も立ち退きの話があったようです。
住んでいるのは大阪駅まで徒歩で10分足らずの、
便利な場所で土地の持ち主も売却したかったようですが、
頑として聞き入れずに今日まで来たようです。
一時は、大津に家を建てて暮らしていたのですが、
嫁が近所の付き合いが嫌で逃げるようにして大阪に帰ったそうで、
大津の家は空き家のままだということでした。
自分たちが出ていかないように誰かに貸したら
出ていかないと困るからだろうと、女性は話していました。
長男の嫁の悪口はまだまだ続きますが、今日はこのあたりで。

Posted by いとう茂 at 17:40│Comments(0)
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