2023年12月06日

ゆっくりゆっくり

相談者は市外で、当事者は県外、えこーでは珍しいひきこもりの相談ケースです。
県外の支援機関は全く知識がありませんので、
ネットで調べると多くの支援機関が見つかり、
大津市よりも手厚い対応が期待できそうでした。
相談者がえこーに来てから1年が経ちます。
時々は当事者と出会うことができますが、
生活圏が違うので毎週とか毎月は無理な状況です。
しかし、距離はありますが電話はできますし、
この距離感がとてもいいように感じます。
近いと相談者も放っておけないので頻繁に会うことになりますし、
当事者も頼り切って自分で何とかしようとは考えなくなります。
ネットで調べた支援機関から、大津市でも対応している機関を2つ選び、
相談者に次に出会うときに、その支援機関に話をしに行くように勧めました。
相談者が支援機関に一人で相談に出かけて、
二度目は当事者を説得して出かけました。
これまでつながっていた支援機関とも縁が切れていましたので、
新たなご縁ができました。
この前の面談では、当事者が一人で支援機関を訪れて、
「就労したい」と伝えたと、嬉しい報告がありました。
週5日働きたいと希望したそうですが、支援機関では当事者の体調を考えて、
週2日の就労先をあっせんしてくれ、現在はそこのお世話になっています。
これで一安心です波が激しいので、
この先この就労先をやめても次の就労先を紹介してくれます。
週5日働かないとと急がなくてもいいのです、
自分の体と相談しながらゆっくりゆっくり、社会に慣れて行けばいいのです。

Posted by いとう茂 at 22:12│Comments(0)
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