2024年06月26日

子どもと向きあえない親

言葉にできない思いを物にぶつける、こうしたひきこもりは珍しくありませんが、これがエスカレートすると家庭内暴力になります。
親に手を出してはいけない、そうしたわずかに残っている理性が暴力を踏みとどまらせているのかも知れません。
家の壁は殴ったり蹴ったり、物をぶつけてボコボコ、縁側の窓ガラスは割れて冬場は寒かったと思います。
他にも考えられないようなものまで壊されて使用不能になっています。
それでも子どもをれない親がいる、この現実を何とかしたいと思うのですが、何とか出来るのは親です。
保健所、精神科医と連携してサポートをしていますが、親が動かないので全く前に進みません。
「殺されてもいいと思っている」そんな意味のことを話すこともあります。
「殺される前にすることがあるやろ、力ずくでも病院に引っ張って行って診察を受けさせろ」。
喉まで出かかる言葉をのみ込んでいます。
まだまだ困っていない、そう感じるからで、今は逃げるところがあるからまだいいけれど、自分に暴力が向いた時にどう変わるか、毎日毎日暴力を振るわれて、それでも逃げずに一緒に住み続けられるか。
保健所との話で、とにかく専門医の診察を受けさせよう、ということになっています。
しかし、説得するのは親の役目です、横から口添えはできても最後は親の力しかありません。
しっかり子どもと向きあう覚悟、これも保健所やえこーでは限界があります。
腹をくくるのは親の自覚を待つしかないのか・・・。

Posted by いとう茂 at 14:32│Comments(0)
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