2024年07月14日
保護司
友人の保護司が殺害されてから、保護司と保護司制度についていろいろと議論がされているようです。
ボランティアではなく有償にしてはどうか、その議論も多くあったようです。
保護司のなり手不足の解決策になるかどうか、保護司の中にはボランティアだからやっているという人もいます。
昔ほど保護司であることを隠すことが少なくなり、周囲の人も保護司であることを知っていることが多くなりました。
それだけに保護司が有償になると、お金儲けのためにやっていると受け取られることが嫌な保護司は多いと思います。
大津の場合ですと、旅費などの費用弁償でいくらかのお金がもらえますが、保護司会の会費を払うと赤字のケースも少なくありません。
保護司の活動に対して一人当たり6000円の補助が出ていますが、研修や視察などで消えていきます。
最近はマンションに住む保護司も多く、自宅での面談が難しいケースがあります、公共の場所を借りて面談を実施しても保護司と保護観察対象者と二人だけになることになり、密室状態に変わりはありません。
また、なり手不足の民生委員と、こちらもなり手不足の保護司を兼任している人も多く、そこへ高齢化が加わって将来的な展望は決して明るいものではありません。
保護司の定年は75歳、民生委員も同様だったと思います。
それでも民生委員は後継者がいないと定年を過ぎても、継続されているケースが多いのが実態です。
保護司の場合は、減少する保護司の数合わせと言うと語弊があるかも知れませんが、75歳を迎えた保護司の同意があれば78歳まで延長しています。
しかし、対象者を担当することはなく、研修会などへの参加だけで、本来の保護司活動とは言えない状態ですが、これも法務省の苦肉の策だと感じています。
犯罪件数は減少傾向にありますので、保護司一人当たりの受け持ちも減少していますが、保護司は小学校区単位で活動をしていますので、学区により犯罪者の数も違いますので、犯罪が多い学区では逆に保護司が多忙になるケースもあると思います。
そして、犯罪件数が減少しても再犯以上が多く、新しく保護司に就任しても対応ができないケースもあり、どうしてもベテラン保護司に負担がかかる状況だと思います。
有償にしろ無償にしろ肝心なのは保護司の資質、と言うよりも人間性になると考えます。
そのベースになるのは子どもの頃から家庭での教育が重要です。
保護司になるための教育ではなく人としての教育、他者の痛みが分かる人間、弱者を助ける慈悲、悪に立ち向かう勇気、そうしたものは家庭で育まれるものだと考えています。
どこの学校に入れるということも将来を考えれば大切かも知れませんが、どんな人間に育てるかを考える時期に来ているのかも知れません。
保護司不足は一つの現象で、社会のあらゆる分野で自ら考え行動できる人の育成が求められているように感じています。
ボランティアではなく有償にしてはどうか、その議論も多くあったようです。
保護司のなり手不足の解決策になるかどうか、保護司の中にはボランティアだからやっているという人もいます。
昔ほど保護司であることを隠すことが少なくなり、周囲の人も保護司であることを知っていることが多くなりました。
それだけに保護司が有償になると、お金儲けのためにやっていると受け取られることが嫌な保護司は多いと思います。
大津の場合ですと、旅費などの費用弁償でいくらかのお金がもらえますが、保護司会の会費を払うと赤字のケースも少なくありません。
保護司の活動に対して一人当たり6000円の補助が出ていますが、研修や視察などで消えていきます。
最近はマンションに住む保護司も多く、自宅での面談が難しいケースがあります、公共の場所を借りて面談を実施しても保護司と保護観察対象者と二人だけになることになり、密室状態に変わりはありません。
また、なり手不足の民生委員と、こちらもなり手不足の保護司を兼任している人も多く、そこへ高齢化が加わって将来的な展望は決して明るいものではありません。
保護司の定年は75歳、民生委員も同様だったと思います。
それでも民生委員は後継者がいないと定年を過ぎても、継続されているケースが多いのが実態です。
保護司の場合は、減少する保護司の数合わせと言うと語弊があるかも知れませんが、75歳を迎えた保護司の同意があれば78歳まで延長しています。
しかし、対象者を担当することはなく、研修会などへの参加だけで、本来の保護司活動とは言えない状態ですが、これも法務省の苦肉の策だと感じています。
犯罪件数は減少傾向にありますので、保護司一人当たりの受け持ちも減少していますが、保護司は小学校区単位で活動をしていますので、学区により犯罪者の数も違いますので、犯罪が多い学区では逆に保護司が多忙になるケースもあると思います。
そして、犯罪件数が減少しても再犯以上が多く、新しく保護司に就任しても対応ができないケースもあり、どうしてもベテラン保護司に負担がかかる状況だと思います。
有償にしろ無償にしろ肝心なのは保護司の資質、と言うよりも人間性になると考えます。
そのベースになるのは子どもの頃から家庭での教育が重要です。
保護司になるための教育ではなく人としての教育、他者の痛みが分かる人間、弱者を助ける慈悲、悪に立ち向かう勇気、そうしたものは家庭で育まれるものだと考えています。
どこの学校に入れるということも将来を考えれば大切かも知れませんが、どんな人間に育てるかを考える時期に来ているのかも知れません。
保護司不足は一つの現象で、社会のあらゆる分野で自ら考え行動できる人の育成が求められているように感じています。
Posted by いとう茂 at 12:13│Comments(0)