2024年10月09日

空きがあるのはいいことだ

最近のえこーは水曜日、日曜日に面談がないことが多くあります。
今週も水、日は面談がなく、来週も日曜日の午後は面談ですが、水曜日は空いています。
どこに面談を入れようと頭を痛めていた頃とは雲泥の差です。
相談者がえこーを卒業したということではなく、当事者が安定していて次のステップを考えていることが原因です。
このことは喜ばしい現象で、開店休業状態がもっと続けばと願っています。
もちろん数年進展がほとんどない当事者もいます、こちらも支援機関につないでいますので、えこーにできることは相談者である親のフォローだけです。
共同作業所に通所しかけた当事者もありますし、就労移行で頑張っている当事者もいます。
そして何より親が自分の立ち位置をしっかり分かって、当事者の言動でフラフラするケースが少なくなりました。
これまで障害者手帳の取得をかたくなに拒んできた親子も、手帳の話をしだすようになりました。
手帳を取得して年金の受給まで行くのが目標ですが、そこまで行けば親も自分たちが亡くなった後の心配もかなり軽減されます。
手帳の取得までは長い時間が必要です、親が自分の子どもは何らかの障害があることを受け入れ、当事者も自分の障害を受け入れないと実現しません。
もちろん年金だけでは生活ができませんので、親が子どもにいくら残せるかも問題になりますが、安定した年金収入を確保できた親の安堵感は計り知れないと思います。
ただ、この隙間だらけの面談日も残りわずかかも知れません。
来月に大津市のひきこもり講座で家族会の議題があります、ここでえこーが話をすることになりますので、新しい相談者が一気に増えるかも知れません。
新しい相談者が増えても家族会に参加すれば、今いる相談者が励まし同じ苦しみを共有してくれます。
私の自己実現像は「ホッとするおじさん」です、もうおじさんではなくお爺さんですが、私の顔を相談者が見てホッとしてくれることを願っています。

Posted by いとう茂 at 15:58│Comments(0)
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