2024年11月21日

必然は突然に③

11時を回った頃に台所に行くとつくしがいません。
炬燵には入らずに座椅子の上でハーフケットをかぶって寝ていたのが座椅子にはおらず、炬燵の中を見てもいない・・・。
台所からはドアを開けないと移動ができませんので、もう一度炬燵の中を確認しましたがやはりいません。
そのうち寝息が聞こえてきます、見渡すと流し台とゴミ袋の間で寝ているつくしを発見しました。
ネットでは狭い所に入るのは認知症の特徴だと出ていました。
脳腫瘍の影響でもしかすると認知症を発症したのかも知れません。
これでは座椅子や炬燵で寝るとは限りませんので、こちらも寝られません。
段ボールに毛布を敷いて、そこに入れることにしました。
上から明かりを遮るためにバスタオルをかけて完成、つくしをいれると角に頭を持って行って寝る姿勢です。
「ゆっくり寝えよ」声は聞こえても言葉は通じません。
録画してあった番組を見たかったので、台所につくしを置いて場所移動です。
30分ほどして見に行くと寝息を立てて寝ています、これで安心と思って録画の続きを見て、もう1本見ようと思いトイレに行ってつくしを見に行くと・・・。
つくしが段ボールの中で首を上げて震えていました。
上から掛けるもの・・・・、台所には何もないので部屋に行って探しましたが、暖かそうなものがありません。
客用の毛布はありますが、それを切るときっと嫁さんが・・・これは除外。
タンスを開けるともう何年も来ていないセーターがありました、着ていないのですがお気に入りで捨てずに残してあるものです。
この際、このセーターをつくしに着せてやろうと考えて、台所に戻ってつくしにかけてやりました。
少しゴワゴワしていますが暖かさは申し分ありません。
つくしも気にいったのか、すぐに寝息が聞こえました。
時間は夜中の2時前です、もう1本録画を見ると4時近くになりますので、録画を見るのを諦めました。
今夜は台所で一緒に寝ようと思い、炬燵に入りましたが寝返りが打てません、これではダメだぁ。
炬燵の足に何かをかまして、高くしようと考え探しますが空の箱では強度がありません。
そこで思いついたのが本です、単行本を10冊持って来て片側に5冊、もう片側にも5冊、これで10㎝以上高くなり寝返りが打てます。
5時前には嫁さんが起きてきますので、3時間ほど台所で寝ればタスキがつながります。
まだまだ続きます。

Posted by いとう茂 at 15:48│Comments(0)
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