2024年12月02日

犬の思い出②

エスの続きです。
エスも次に紹介するクロも水が大嫌いで、体を洗おうとすると激しく抵抗しました。
夏場は散歩で膳所公園に行き、鎖ごと琵琶湖に投げて琵琶湖で水風呂でした。
犬かきで岸に着くとまた放り投げる、これを3・4回繰り返し水風呂終了です。
夏場だけしかできませんが2週間に1度くらいはしていました。
よく歩き、よく走るエスでしたが、13歳くらいになると老犬になり、歯が少しずつ抜けていきました。
15歳まで生きたのですが、徐々に後ろ足が弱り散歩にも行けなくなりました。
土の上で転がるので体に土がいっぱいつき、手で払っても取れません。
14歳になった頃だと思いますが、腹をさすってやろうと仰向けにすると、4本の足の付け根に何かついています。
よく見るとダニがエスの血を吸っていました。
これはいかんと薬局でピンセットを買ってきて、1匹ずつ体から剥がして石にこすりつけて潰していきました。
ダニは小さい子どもばかりで親が見つかりません、エスの体全体を丹念に探ると、毛の中に丸い大きなものがあります。
毛をかき分けてみると黒豆くらいの親ダニがいました、刺されたら危ないという知識はありませんので、指で剥がしにかかりますが剥がれません、仕方なく針で突いて殺しました。
殺すとどす黒い血が噴き出します、痛いのか痒いのか分かりませんが物を言えない辛さでエスはじっと我慢していたのでしょう。
年が明け15歳になるといよいよ後ろ足が効かなくなり、目も不自由そうで夜になると狭い隙間に入り込み、出られなくて長鳴きでした。
雨の降る日も雪の降る日も夜になると小屋から出て長鳴きの日が続き、9月になるともう歩けなくなり小屋を出たところで長鳴き、近所にも聞こえますので、車の助手席に段ボールを乗せておしっこをしてもいいようにゴミ袋を敷いて、その上にタオルケットを敷きエスを乗せて夜の10時頃からドライブです、10分も走るとスースー寝息が聞こえます。
まだまだ暑い9月でしたが暖房を入れて、私も後部の座席を倒して朝まで車で寝ていました。
これは11月にエスが亡くなる前日まで続き、タオルケットが毛布に変わっていました。
もう歯がほとんどなく目も見えていない老犬の食事は、温めた牛乳に小さく切った食パンを浸したものです。
亡くなった日の夕方も同じものを与え、こちらがトイレで1・2分その場を離れたあと戻ると、エスは牛乳の容器に顔をつけたまま亡くなっていました。
その時の光景は今も鮮明に残っています。
この時、ひどい虚無感に襲われ二度と犬は飼わないと決めたのに・・・。
次回は2頭目のクロの話です。

Posted by いとう茂 at 12:32│Comments(0)
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