2012年04月29日

暑い日

遠い昔、暑い日に汗を滴らせて
走っていたことを思い出します。
皇子山の陸上競技場が今みたいに
立派なスタンドもなく、トラックもアンツーカー
でした。

スタンドはむき出しの土でそこを走った
記憶があります。
走っていたのは、3年生の先輩と1年生の
私たち二人でした。

何周走ったでしょう、長距離専門の先輩は、
決まったペースで周回を重ねます。
「あと何周ですか」尋ねても返事がありません。

そのうちもう一人の1年生が遅れだしました。
それから何周走ったでしょう、とうとう私も
ついていけなくなりました。

すると、先輩はその周で止まりました。
距離にすると20メートルくらいでしょうか、
先輩に遅れて私も止まりました。

もう一人は大方1周くらい遅れています。
「なんで付いてこないんや」激しい叱責でした。

「あと何周か言ってくれたらよかったのに」
心でつぶやくだけでした。

どうでもいいことを覚えているものです。
その後、もう一人の1年生は退部し、
卒業まで私の学年は男一人でした。

走ることが好きだったのでしょう。
3年生の最後の大会が終わっても
下級生と卒業間近まで走っていました。

暑い日、汗を滴り落としながら歩いた日々があります。
サングラスが曇り、吐く息も荒く手拭いで拭いても拭いても
汗が出てきます。

「なんで歩いてるんやろ」自分でもわかりません。
思考回路がマヒしているのか、じっくり物が考えられません。

とりあえず、1,2,3,4  2,2,3,4  3,2,3,4
そのうち数えるのさえやめてしまいました。

でも、こちらはどこか惹かれるものがあります。
他人から見れば、なんでそんなことを・・・・。
と言われそうですが、はまっていることは確かです。

3月の中ごろに歩きましたが、この先、
残念ながら時間が取れず7月以降しか空きません。
夏は暑すぎて懲りているので秋また歩き出します。

Posted by いとう茂 at 15:15│Comments(0)
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