2013年01月19日

天に唾・・・・

1月12日に某市の首長のコメントが新聞に掲載されていました。
就任から1年たち感想を求められたもので、
「公約はかなりできたと思うが、いじめ問題に
適切に対応できず点数をつけたら0点だと思う」

そういった内容でした、同日の新聞で同じ首長が
教育委員長の「みんなが倫理観を持てばいじめは起こりにくい、
その意味で家庭教育は重要」という発言に対して
「今の教育委員会が期待されているのは学校のいじめを
防ぐことで、できていない段階で家庭教育が重要というのは
責任転嫁だと言われても仕方がない」と指摘しています。

また、「教育委員は市民から直接選ばれず、制度上、
市民が何を求めているのか考えにくい」とも発言しています。

大津市の児童虐待の現状を見ると、ひとり親の家庭での
虐待件数が半数以上というデータがあります。
一般的にひとり親の年収は少ない場合が多く、
貧困と虐待は密接な関係があり、心に傷を持つ児童が
いじめに係るケースも報告されています。

そうした部分を学校だけで解決するのは非常に
難しいものがありますし、どの家庭でも親子の
コミュニケーションは重要です。
そうした視点からも多くの市民がいじめ防止について
家庭での教育の必要性を感じているのではないでしょうか。
また、教育委員会は学校の中のことだけをしていればいいという
ものではなく、当然、家庭のことも視野に入れて子どもの
健やかな成長を考えていくべきものだと思います。

議員で策定している大津市のいじめ防止条例でも
学校の責務と並んで家庭の責務も盛り込んでいます。

教育委員制度の批判も必要かもしれませんが、
昨年12月で任期が切れた教育長の後任人事も出ていませんので、
現在、教育委員の席が一つ欠員になっています。
もうすぐ、あと一人教育委員の任期が来ます。

市民の求めていることに適切、迅速に対応できる
教育委員が選任されると信じますし、次の議会で
確認したいと思っています。

2月議会で人事案が出るかどうかわかりませんが、
首長のいじめに対する対応を考えたら、今は、
教育委員長の批判よりも教育委員会と歩調を合わせ、
前向きに考え対応することを市民は求めているのではないでしょうか。

1月14日の新聞には某県の首長のコメントが掲載されていました。
「あなたが出てくれたら100人通る」
候補者リストも見ずに党首になってしまった。

厳しい言い方をすれば、富山のダイヤモンドに目がくらんだお宮。
立場が人を作ることはありますが、自分に似つかわしい宝石かどうか、
イミテーションではないのか、今その宝石を手にしていいのか、
そんな判断もできなかったのかと思います。

人の振り見て我が振りなおせ。
私に与えられた仕事は人のことをどうこう言うことではなく、
人のためになることをする、でした。

与えられた仕事を一つずつ・・・・。

救われない魂は
傷ついた自分のことじゃなく
救われない魂は
傷つけ返そうとしている自分だ

中島みゆきの友情の一節です。
天に唾は私でした。





Posted by いとう茂 at 13:41│Comments(0)
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