2013年09月25日

議案第132号 反対討論

昨日は補正予算のうち大津駅と周辺の調査費に
計上されている450万円の予算と特産品として試作する日本酒の
予算66万円余りについて修正案を提出したのですが
否決されたために補正予算に対して反対討論を行いました。

コンサルタントが市民に対してウエブでアンケートと
大津駅の利用者や周辺住民、企業から聴き取りアンケートを
実施して大津駅の駅舎の在り方を考えるというものです。

まちづくりの究極の目的は住んでいる人の顔が見える
地域づくりだと思っています、それをどこに住んでいるか分からない
人にウエブで意見聴取して責任ある意見や有効な意見が出るとは
思えませんし、足早に勤めに向かう人が足を止めて聴き取りに
応じてくれるとも思いません。

日本酒の試作についても本来は民間ですることでしょうし、
まちおこしが目的ならほかに方法があると思います、
極端な話、大津市内の牛丼チェーンと連携して
大津市内限定、期間限定で近江牛の牛丼の提供、
マスコミ広告はなしでツィッターやフェースブックで
広げる方が若者層を始め広い層で反響があるでしょうし、
観光や経済効果があるような気がします。

以下反対討論の原稿です。

議案第132号 平成25年度大津市一般会計補正予算第7号の
委員長報告に対して反対の立場から討論を行います。

まず、特産品開発試作費についてですが、
日本酒の試作費として66万円余りの予算が計上されています。
今回の予算については農林水産課から提出されていますが、
入り口のお米は農林水産課でも出口である特産品の日本酒については
観光、産業の振興です。

本年6月通常会議において家康没後400周年イベントで
岡崎市との観光連携についてお訊ねをした時に、
両市の観光協会をはじめとする市民団体が主体となって
取り組まれるものと考える。と言う答弁を頂きました。

つまり、大津市が主体的に取り組むことではないという判断でした。
この論理から行くと、酒造元と市民団体、観光協会が
取り組まれるのが本来の姿であり、
同じ産業観光部内で見解が違うというのも不自然です。
そうした観点も含めて、
この事業については背景のストーリーや着地点が不明朗で反対します。

つぎに、大津駅・県庁周辺活性化事業についてですが、
地域住民、企業、県庁等に対してウエブを含めたアンケート方式で
調査を行うというもので、顔の見えないアンケートで
責任ある回答が得られるのかといった疑問があります。

今年2月の定例会で、湖誠会から市長マニフェストの
地域経営会議について代表質問があり、
越市長は、自治連合会を中心に各種団体が連携し、
地域が主体的にまちづくりを進めることについての活動が根付いており、
自治連合会におかれましては、地域づくりのための市民活動の積極的な提案や、
行政関係団体との協力をもとにまちづくりを一層推進していくことを検討されている、
これは私が地域経営会議を構想した時の
考え方とも相通ずるものと考えている。
と評価され地域経営会議は不要との判断を示されました。

大津駅を利用する住民が住んでいる学区は主に、
平野、中央、逢坂、長等の4学区であると予想されます、
利用客を含めて、こうした学区ごとに幅広い年代からの意見集約に加えて、
県庁をはじめ周辺企業の意見集約や商店街をはじめとする
商業関係者の意見集約を自治連合会はじめ各種団体が行うことが
市長の意図されている事であり、ウエブを含むアンケートによる
集約方法は自治連合会や関係団体を無視するもので、
代表質問の答弁と整合性が取れない部分が出てきます。
そして、こうした意見集約の方が、責任ある意見が期待できると思います。

朝夕の急いでいる時にアンケートに協力する人が何人いるかも疑問で、
偏った時間帯で偏った年代からの回答も予想され
アンケートの正確さや公平性が保てるか不安です。

大津駅について、大津市の玄関口を強調されていますが、
同じようにかつて大津市の中心商店街として
長等、菱屋、丸屋の商店街に大津市は数々の施策を講じてきました。
わずか20年ほど前のことです、それが今や中心市街地の活性化策の中で、
個別商店街について具体的な施策はほとんど盛り込まれていません。

この時の教訓は木を見て森を見ずとして私の中に残っています。
今回の大津駅も森の中の一つの木だと思います、
森をどうするのかその中でこの木の果たす役割は何かを
同時に考えるべきだと思います。

以上の理由から予算措置について反対するわけですが、
明日都浜大津についても執行部の対応に違和感を覚えます。

こちらの予算については、すでに明日都浜大津の位置づけについて、
子育て、健康、交流がテーマであると見直しもされており
昨年9月のコジマ退店以来、空き店舗状態で緊急性も感じますので、
反対するものではありませんが、
越市長の5つのスマイルプロジェクトには、
トップセールスによる企業誘致が掲げられていますし、
昨年2月には2度にわたってトップセールスで大津に
企業誘致を行うと、定例記者会見の場で述べられています。

さらに、本年5月の臨時会では「市長就任2年目に入りまして年度も改まり、
執行部も新たな体制といたしました。本市職員が一丸となり、
全ての部局において新しいことに攻めの姿勢で積極的に
取り組む平成25年度にしたい」と述べられていますが、
過日開催されました予算決算常任委員会施設分科会で確認したところ、
明日都浜大津の空きテナントを埋めるために、
市長自ら出向いてトップセールスでの企業訪問は一度もなかったという答弁でした。

このことを今は質そうとは思いませんが、
人の世で人が行う政です、間違いもあるかも知れません、
「ごめんなさい」と「ありがとう」その一言で人は随分救われるものです。

議員の皆さん、心よりご賛同をお願い申しまして、反対討論を終了します。
  
Posted by いとう茂 at 12:18Comments(0)