2015年01月31日

四国遍路②

さあ、お四国のスタートです。
足の裏には歩いた感覚がありますが、頭のほうは
歩いている時はボーとしていましたし、札所では
やっと着いた安堵感で放心状態。
つまり、思考停止のようなものですので、自信がありませんが、
痴呆予防もかねて記憶を辿りたいと思います。


徳島駅から高徳線で坂東駅まで行きます。
坂東駅から10分余り歩くと1番札所の霊山寺に到着で。
白衣や納経帳、金剛杖など遍路に必要なものは
すべてここで揃います。
山門の右手が駐車場、その一角にも売店がありますし、
山門の左手にも売店があります、本堂の中に納経所があり
そこでも遍路用品を購入できます。

山門には女性のお遍路さんがずっと立っています。
よく見るとマネキン人形・・・・・。
山門で一礼し左手の水場で手と口を清め正面の本堂に向かいます。
線香と灯明、納め札を納め鰐口を一回、お賽銭を入れてお参りです。
般若心経~。
真言宗や禅宗は、般若心経の出だしに「仏説」がつきますが、
天台宗はありません。
どうでもいい話でした。

山門を入って右にある大師堂にもお参りです。
お経が終わり納経所へ・・・・、山門の右と納経所の売店で
販売されている納経帳にはご朱印と墨書があります。
時間がある時に書かれたものだと思いますが、せっかく
精一杯、お参りをしたのだから目の前で書いてほしい、
そう思う方は山門の左手の売店で何も書かれていない
納経帳をお求めください。

1番札所ということでいつもかなり混雑しています。
ここには都合5回行きましたが、読経のスペースもないほど
混みあっていることもありました。

2番札所の極楽寺は山門を出て右手です。
立札があるので迷うことはありません。
書き忘れました。
歩きで回る気なら1番札所で販売している「四国遍路ひとり歩き同行二人」
と言う地図を買われたらいいと思います。
2500円くらいしていたと思いますが「へんろみち保存協会」が
出版している地図で宮崎建樹という方が実際に歩いて
編集された本です、宮崎さんはすでに亡くなられていますが
保存協会が続いて販売しています、私のは2006年の第7版ですが
おそらく今は第9版くらいになっていると思います。

戻ります、2番の極楽寺までは1キロちょっと、20分余りで到着します。
県道12号の1本北側の道を歩きます、ほぼ1本道で
まず迷うことはありません、歩き出して間がないので足の方には
何も問題はありません。
ここには樹齢1200年を超える大きな長命杉があります、
本堂と大師堂はこの杉から少し歩いて左手の階段を上った先にあります。
大師堂は本堂の右の階段を少し上ります。
このお寺は安産祈願で訪れる人が多いとのことでした。
四国にはほかにも安産祈願の札所がたくさんあります、
柄杓の底を抜いたものが置いてある札所、松葉を拾うとご利益がある
札所、子安地蔵が安置してある札所・・・・・・。

納経所は入口の左手で前がトイレです。
売店も併設されていますが、売り子のおばさんが巻きずしや
かやくご飯をやたら勧めてくるのが印象的でした。
最初に回った時に、ここのベンチで広島から来た青年と
言葉を交わし一緒の民宿に泊まりました。

ペースが違うので次に出会ったのは4番大日寺に行く途中にある
愛染院で私がおにぎりを食べて休憩している時でした、
それからは顔を見ることはなく民宿で再会しました。

極楽寺を青年より一足先に出て3番の金泉寺を目指します、
距離は3キロ弱です、40分くらいで到着します、県道から1本入った道は
自動車の往来も少なく道の真ん中を歩くこともありました。
車が少ない代わりにお店はほとんどありません、コンビニは
県道に出なければありませんし自販機もほとんど・・・・なし。

のんびり、ボーとするには最適です。
普通、札所の納経時間は朝7時から夕方5時までと決まっています。
しかし、1番と51番の石手寺は例外のようで、1番には朝の6時前に着き、
納経所には6時30分頃に行きましたが、ちゃんと納経をいただきました。

もうすぐ、3番金泉寺です、先はまだまだ・・・・・。





Posted by いとう茂 at 12:13│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。