2015年05月19日

松下幸之助の言葉

月に一度有志で「素直な心」について勉強会をしています。
その題材に多く出てくるのが松下幸之助さんです。
素直でない私が素直について勉強をしている、
自分でも不似合いなところがある気がしますが、
周囲の人に学んだり気づきが多くあり、少しは血や肉になっている、
そう思うところもあります。
ちょっと手抜きですが、今日はその松下幸之助さんの言葉を紹介します。
手抜きでも、人を使う人や人の上に立つ人には参考になると思います。


何でもあれこれ命令してやらせるのではいけない。
それでは言われたことしかしない人ばかりになってしまう。
やはり仕事は思い切って任せることである。
そうすることによって、その人は自分でいろいろ考え工夫するようになり、
その持てる力が十分発揮されて、それだけ成長もしてくる。


よく人の意見を聞く、これは経営者の第一条件です。
私は学問のある他人が全部、私より良く見え、
どんな話でも素直に耳を傾け、自分自身に吸収しようと努めました。


自省の強い人は自分というものをよく知っている。
つまり、自分で自分をよく見つめているのである。
私はこれを自己観照と呼んでいるけれども、
自分の心をいっぺん自分の身体から取り出して、
外からもう一度自分というものを見直してみる。
これができる人には、自分というものが素直に私心なく理解できるわけである。


どんなに完備した組織を作り、新しい手法を導入しても、
それを活かす人を得なければ成果も上がらず、企業の使命も果たせない。
企業が社会に貢献しつつ、自らも隆々と発展していけるかどうかは、
一にかかって人にある。


褒めるということはいたわりであり、
お互いの人間同士をしっかり結びつけるひとつの大切な絆ではないかと思うのです。


企業の経営者は社員を適所に生かす。
社員は自分の適性をつかみ、その適性を生かすように、認めてもらうように努力する。
認めてもらって、そこに生きれば、いのちをかけて働く喜びが生まれ、
その個人は伸びていくのです。


よく「事業は人なり」ということをいわれますが、これはまことに当を得た言葉で、
よき人材の育成なしには、企業はみずからの社会的責任を全うしていくことはできないでしょう。


人間あっての経営である。
だからまず、人間というもののあり方を考えなければならない。
よき経営を実現しようと思えば、まず人間のよきあり方について検討しなければならない。

「企業は人なり」とよくいわれるが、そのことばは、
人間の尊さを知ってはじめて本当のものになるわけである。
人間の尊さというものを真に理解することがなければ、
いくらロで「企業は人なり」と言っていても、
それはよりよい姿に結びついてこないのではなかろうか。







Posted by いとう茂 at 14:03│Comments(0)
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