2018年06月11日

理事会

今夜は商店街の理事会がありました。
今年度の商店街の総会で副理事長に復帰しましたので、
お役目が一つ増えました。
理場をしていたのはちょうど30年前で、3期6年務めました。
副理事長は、まだその前になりますので36年前が最初
だったと思います。
副理事長を2期務めて、その後若手と年配役員との
意識のギャップが露呈した形になり実務の要である会計を
希望し、2年後に商店街始まって以来の投票で理事長選任と
いう事態になり、決選投票までもつれて当時の7期14年
務めた理事長に代わって新理事長に選ばれました。
当時は33歳で滋賀県最大の振興組合でしたので、120を
超える会員をまとめるのに苦労した記憶があります。

その後も、6期12年務めた理事長の補佐として専務理事、
副理事長を経験しましたが、その後は10年ほど平会員で
今日まできました。
現在の理事長は3期目ですが新役員を選ぶにあたり副理事長の
受け手が1名しかおらず、理事長に請われて副理事長に就任と
言う形になった次第です。
聞くと副理事長の候補に何人か名前が挙がったそうですが、
全員が固辞したため私に役目が回ってきたようですが、商店街は
ある意味自分を育み成長させてくれた組織で、恩返しではありませんが、
必要とされるならこれまでの知識と経験を活かしたいと思い、
承諾しました。

買い物難民という言葉があります、高齢になり移動がままならず、
買い物に出かけられない状態、周囲の商店街が廃業して生活圏の
中に商店が存在しなくなり、このような状態を生み出していますが、
30年前に大型店の出店を促進したのは、現在は高齢になられた
消費者の圧倒的な声もあります、消費者、商店街、学識経験者で
大型店の出店の賛否について何度も会議を重ねました。
当時は国の方針も規制緩和の方向で進められていましたので、
大型店が乱立する状態で、そのあおりで多くの個人商店は廃業に
追い込まれて現在に至っています。

当時はどうすれば子育て世代に買い物に来ていただけるか、そんな
ことを若い理事とともに時間を忘れて議論していました。
商店街も役員の年齢と比例して対象とする顧客層が高くなります。
大型店に傾いた流通原理を根底から覆すことは困難だと
思いますが、根強い商店街ファンがおいでになることも事実です。
大型店は動物、商店街は植物、その土地に根を張って地域の人たちと
一緒に生きてきました。
これからもそうした生き方が主流になると思います、このまちに
あってよかった、そう思ってもらえる瞬間を少しでも増やすことが
定着したファンづくりにつながりますし、存続の道もあると思います。
暴利をむさぼるとか売れればいい、そうした姿勢ではなく地域の人と
持ちつ持たれつ、そんな関係の構築が目標です。

Posted by いとう茂 at 22:51│Comments(0)
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