2018年06月27日

白い桔梗

庭のくちなしの花も散り、時期を外したつつじが数輪、
後は緑の葉の濃淡、これから白い夕顔が咲きだすまでは
もう少し時間があります。
毎朝、緑のお爺さんに行く前に見ている風景です。
ここでちょっと自分の観察・・・・・見ているのか見えているのか、
もしかしたら見えているだけ?
ゆとりがないのか関心がないのか、そこまでは分析不可。

ただ、サツキやつつじの葉っぱを食べる毛虫はしっかり
観察しています、前日と比べて虫食いの葉っぱが増えていれば
殺虫剤を散布して駆除をしています。
目的意識があれば見えているという状態から観察という動作に
変化させることができますし、当然集中力も違います。
これは庭の樹木だけでなく日常生活での行動にも通ずる
ことだと思います。

好きな花は何かと聞かれたら、白い桔梗が一番です。
一輪でも絵になる梅も好きです、それは咲くまでの経過、
寒い冬に雪をかぶっていても枝の先にほんのり花を
咲かせる力強さの背景も影響していますし、集団で風に
そよぐコスモスも好きです。
この時期に咲く白い桔梗だから、寂しさとかは感じませんが、
これが冬に向かう時期なら白い色が哀愁を帯びて、もっと
寂寥感が漂うかもしれません。

これまで何度も白い桔梗を買いましたが、全て枯れてしまい
一株も残っていません、桔梗といえば多くの人がイメージするのは
紫色かもしれませんが、私は白い桔梗が好きです。
特別な思い出があるわけではありませんが、どことなく魅かれて
しまいます。

友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ
私には似つかわしくない立派な友がたくさんいますが啄木の様に
卑下したり自信を喪失することはありません、それでも、久しぶりに
白い桔梗を買ってこようか考えています。
せいぜい小さい犬と親しむ程度ですが・・・・・・。

Posted by いとう茂 at 22:34│Comments(0)
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