2021年01月31日

春が近いのでしょうか


昨夜かその前の天気予報で寒暖の差が大きくなると
春が近いと言っていました。
ホンマカイナ、木曜日の夜は小雪が舞い、風も強く
そこらがガタガタ鳴っていたのに・・・・。
起きれば地面は濡れていて、結構寒い。
とは言え、昼間の日差しは暖かく天気予報を信じて
しまいそうでしたが、比良山には雪が積もっています。
この前の雨ですっかり雪がとけて冬山の面影が消えて
いたのに、一晩で冬山に逆戻り。
もうすぐ立春を迎えます、しかし、手紙の書きだしでは
ありませんが、立春とは名ばかり、相変わらず厳しい
寒さが続きます。

60数回この季節を経験してきたわけですが、大津の
街以外でこの季節を過ごしたことのない人間にとって
3月の東大寺二月堂のお水取り、比良八荒が終わらないと
春が来る気がしません。
春になったら・・・・何をするということもないのですが、
緊張感の人間ですが、さらに緊張がほぐれてしまい
フニャフニャになってしまいそうな気もします。
冬の夜空を見上げるのが好きです、秋の終わりから外気が
体を冷やし、緊張感のない体をきゅと引き締めてくれる
寒さの中で、星や月を眺める・・・これも趣味なのか。

そういえばこの時期にしか見ることのできない裸木を
久しぶりに見ました。
欅の裸木は竹ぼうきを逆さにしたような形で細い枝を
大空に向けて伸ばしていますし、楓の裸木はつま楊枝よりも
細い枝をたくさん並べて立っています。
桜の裸木は、枝先に小さなつぼみを載せて左右前後に
枝を張り咲く時期を待っているようです。
そして、これらの裸木の枝先はすべて天に向かって
伸びています、つま楊枝のような繊細な枝先もつぼみを
載せて重いはずの桜の枝も例外なく・・・・。
いつも裸木を見て感じることは、引力に逆らいながら
枝先を下げずに偉いなぁということと、目に見えなく
逆らいきれない力に対しても屈することなく、自分たちが
出来ることを淡々とする。
そのことに敬服します、春になろうが夏が来ようが
やるべきことはあります、それを気負わずに淡々と
丁寧に仕上げていく・・・・。
本当は年頭にそのことを改めて心に刻まないといけないのに、
まだ1月・・・・まっ、いいかぁ。

Posted by いとう茂 at 15:21│Comments(0)
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