2021年02月19日

思い出し遍路62

横峰寺から車で京屋支店まで送ってもらい
荷物をもって出発しようとしたときに、旅館の女将から
「朝ごはんが出来ていますよ」暖かいのは味噌汁だけでは
ありませんでした、朝食はいらないと言って早朝に歩き出したのに
帰ってきたらおなかがすいているだろうと、朝食を用意していてくれ
たのです。
暖かい言葉と温かい朝食で身も心も満たされてだらだらと石鎚駅まで
下ります、駅の前には石鎚温泉がありゆっくり温泉に浸かって
帰る計画が・・・・閉鎖。
帰りはJRで高松まで移動です、松山の方が距離は短いのですが
また戻ってこなくてはいけませんしバスの便も午後から1便だけです。
高松なら便数も多く京都にも早く着きますし、料金も半額程度で
すみますので夕食代が出ます。
今もあるのかわかりませんが、高松駅の2階にある立ち食いの
寿司屋さんがご用達の店です。
ここで、ビールと寿司を食べて大津に帰りました。

愛媛最後の歩きは伊予西条に連泊から始まりました。
夕方に高速バスで伊予西条駅まで移動、駅前のビジネスホテルに泊まり、
翌朝は始発で石鎚駅まで戻り、そこから歩くだけで35・6キロ先の
伊予寒川駅から再び伊予西条駅までJRで帰ってくるコースになります。
途中に別格の延命寺があるためにお参りセットだけ持って身軽に
歩けます。
ほとんどが町中を歩く感じで山もありません。
次の日は始発で伊予寒川駅まで行き、そこから10キロほどちょっとした
山登りもある愛媛最後の札所の65番の三角寺にお参りして、
讃岐に入り66番の雲辺寺の上り口まで15キロほどの歩きになります。
トータルで25キロと地図ではなっていますが、歩いた感じはもっと
長く結構疲れました。
昼食がコンビニのおにぎりだけでしたので空腹もあり、雲辺寺のふもとに
行くまでに水車か風車か忘れましたが、食堂でうどんを食べました。

泊まりは徳島県の三好市、車で送迎をしてくれる温泉があります。
宿には何組かの歩き遍路も泊まっていましたが、特別話をする
こともなく、温泉に浸かって食事を済ませてそのまま就寝。
次の朝は朝食の代わりでおにぎりの弁当を持たせてくれ、昨日の
歩いてきたところまで送り届けてくれます。
雲辺寺は実は徳島県にあるのですが、ここが香川の入り口になっています。
歩き出しは何組かの遍路が一緒でしたが、上りの遍路道に入って
しばらくすると歩き遍路もばらけて、前後に歩いています。
急な上りで休んでいると後ろから来た人に追い抜かれ、しばらく上ると
今度は抜かれた人を抜き返す、そんな繰り返しでハーハー言いながら
先が見えない山場を上りました。
確かにきつい上り坂ですが、12番の焼山寺に比べれば楽なもの
と思えるから不思議です。
上り終えて開けたところに出ると、そこは参道です。
思ってたよりも早く着き少し拍子抜けの感じだったのを覚えています。
思い出し遍路62

Posted by いとう茂 at 15:00│Comments(0)
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