2021年08月25日

若者笑うな来た道じゃ 年寄り笑うな行く道じゃ

若者の長髪を見て「ヒッピー」と呼んでいた昭和の時代、
成人式でカラフルな色の紋付を見て眉をしかめた平成の時代、
年配者が若者を見て笑っていた時代がありました。
ありましたと言っても今もなくなったわけではなく、時代の中で
個性として受け入れられてきたのか、言っても仕方がないと
諦められたのか・・・・。
しかし、長髪もカラフルな色の紋付も時間が経てば、
本人たちも「あの頃はこんな格好をしていたのか」と
笑っているかもしれません。
見た目だけで実害があるわけではありません。

滋賀県でコロナの予防接種を2度受けた人の割合は、
もう40%に届きます、全国の平均でもその位です。
その中にあって変異株とはいえ、ここに来てコロナの
感染者数が激増、いわゆるマンボウから滋賀県も緊急事態宣言が
発出されました。

先日保健所を訪れ、感染状況を聞いてきましたが
高齢者の感染はほとんどなく、若い世代の感染者が
大部分を占めているということでした。
こればかりは年寄りも笑ってられませんし
、これまでに来た道でもありません。
薬が効かないからもう少し強い薬を処方してほしい
、これなら筋が通っています。
感染者が減らないからより強い宣言を・・・・。
感染者も人間ですし、緊急事態宣言を要請しているのも人間です。
どうも理屈が通らない、そう思うのはおかしいのでしょうか。

まさか大勢で集まってワイワイやっている光景をSNSで
投稿するのが流行っている・・・・そんなことはありません。
感染者数が10人をオーバーすると驚いていたのは
つい一年前のことです。
それが200人をオーバーした最初の日は驚いたものの、
2・3・4日と続くと驚きよりも「またか」そんな意識に変化していないか。
どこかでもっと多くの数字を期待している気持ちはないか。

誰も来たことがない、誰も行ったことがない世界に直面しています、
生活するためには経済を回さないと、
その考えと命の重さの天秤ですが、どちらがより重要か・・・・・。
緊急事態宣言の意味をもう一度考え、
行動することがどの年代からも笑われないことだと・・・・考えます。

Posted by いとう茂 at 22:47│Comments(0)
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