2022年03月14日
人間万事塞翁が馬
誰でも知っていることわざです、昔、城塞の近くに住んでいた老人の話です。
順番は忘れましたが、老人が飼っていた馬が逃げ出し、
周りの人たちは残念なことだというのですが、
老人はそうとも限らんよ、と言います。
しばらくすると逃げた馬がもう1頭連れて戻ってきました、
周りの人は良かったなと言いますが、老人はそうとも限らんよと言います。
老人の息子が馬に乗っていて落馬して足の骨を折ります、
周りの人は可哀そうにと言いますが、老人はまた、そうとも限らんよです。
そのうち戦が始まり五体満足な若者は戦場に駆り出され、
多くが死んでしまいます。
まだ続きがあったような・・・なかったような・・・・。
目先の出来事にバタバタ振り回されるな、なるようにしかならない、
物は考えようで不幸になったり幸せになったり・・・。
勝手にそう解釈していますが、案外世の中そうしたものかもしれないと
考えられるようになってきました。
こうでなければいけない、そう考えていた頃は自分で自分を
縛っていたのかも知れません。
それが偏った考え、言動になってしまうこともあったでしょうし、
視野が今よりももっと狭かったように思います。
自分がこうであるから同じようにしない他人が許せない、
金子みすゞの、みんなちがって みんないい・・・そんな発想など浮かびませんでした。
しかし・・・よくよく考えれば・・・自分のことも思い通りにならないのに、
他人が自分の思い通りになる・・・思い上がりも甚だしい。
冷静になれば当然のことだと思えるのに・・・・ね。
Posted by いとう茂 at 13:36│Comments(0)