2022年03月15日

子ども・若者支援地域協議会実務者会議


舌を噛みそうな名称です、この会に保護司の立場で参加しています。
平成24・5年に大津市で子ども・若者プランを策定するときに、刑務所、
少年鑑別所、保護観察所などの更生、矯正団体は盛り込まれておらず、
執行部に掛け合って総合計画にも更生、矯正団体のことを盛り込んでもらい、
平成26年に立ち上がった子ども・若者ネットワークに刑務所、少年鑑別所、
保護観察所も入れてもらいました。
そんな経緯があるので思い入れのある会議で、保護司会の役員会で
出向が決まった時は嬉しかった思い出があります。

コロナで会議が開かれず、年度末に1年ぶりの会議でした。
せっかくの会議でしたが午後3時からということで、4時過ぎに他の用事が
入っていたので中座しました。
会議が始まる前に、隣の席のいじめ担当の委員と話をしました。
いじめ問題を担当して話を聞き、内容を調べていくと、その背景には障害の事や
家族関係が見えてきて、解決できるかどうかわからないが、
そこを飛ばしては進めない、かといってどこまで関与できるのか・・・・。
ニキビや吹き出物ができた、薬を塗って外からは治ったように見えるが、
実は胃腸に問題がありニキビや吹き出物の薬しか持っていない者が、
どうしていいか悩んでいる。
たとえるとこんな話になりそうです。

不登校の相談でも、原因はいじめと断定する相談者もいます。
しかし、よくよく話を聞くと・・・もしかすると発達障害・・・かな、
そんな当事者もいて、いじめは一つの現象で本質は他にあるのではないかと
思うことがあります。
そんな話をすると、すごくよく分かってくれ、いじめが最終結果なのか
当事者が持っている特性からくる一つの現象なのか・・・・。
しかし、その見極めは誰にもできないかもしれません。

その場の空気が読めずに、いきなり場違いなことを話し出す、
周りは今はそんな話をしていないと取り合わない、
しかし、本人は何度も同じ場違いな話をする。
当然回りは見放して距離を置いてしまいます、その結果、
いつも僕だけ仲間外れにされていじめられている。
誰も悪くない、周りは同じ話題で盛り上がっていますし、
場違いな発言をした子どもも故意にしているのではありません。
いじめはいじめを受けた方がいじめと感じればいじめになります。
こうした相談を受けた時のアドバイスは・・・・。
えこーのスタッフも面談や事業に追われて知識の蓄積が追いつきません。
時間を作っていろんな団体に武者修行の旅が必要です。

Posted by いとう茂 at 13:15│Comments(0)
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