2022年05月26日

理由はどうあれ

威厳があるご主人なのか、話しても通じないのか、夫婦の仲が悪いのか、
ただの分からず屋なのか・・・・理由はどうあれ、母親が父親に話ができない・・・
そんな夫婦が何組かあります。
相談に母親が来てえこーと話をして方向を決めても、
父親の壁に当たるとそれ以上話が進まなくなります。
「話ができない」「よう話さんわ」ということで、進入禁止です。
「一度、えこーに一緒に来てもらえませんか」そうお願いしても
「ダメです、話せません」になります。
もちろん頑固おやじが物分かりのいい親父に変身して、家の中の雰囲気が
変わり当事者に変化が出てきた例もありますが少数です。
言葉が適切かどうかわかりませんが、まだまだ夫婦は本当に困ってない、
かわいそうなのは当事者の子どもですが、もう少し時間をかけようという結論になります。

不登校の場合なら「学校に行ってちゃんと授業を受けろ」・・・。
家から出られないのに学校に行くことができないのは当然です、
一旦学校のことは置いておき、信頼できる大人と接する機会を作るために
学校以外の支援機関につなぎ、勉強のことは言わない、
日常会話がうまくできるようになってから、放課後授業や自習教室に
1時間でもいいから行くように勧めます。
母親は理解してくれることが多いのですが、父親は頑として6時間を譲りません。
年金のこともあります、すでに専門機関にかかっているので申請すれば
年金受給も可能なのに、それを父親が許そうとはしない。
親の年齢を考えればいずれ働けなくなるのに、子どもの将来について
どう考えているのかな、ここももう少し時間がかかるなぁ・・・・。
一般就労は無理だろうから作業所に通所して、作業所からも手帳取得と
年金受給を応援してもらおう・・・
螻蟻の一穴という言葉がありますが、小さい穴を見つけてゆっくり大きくしていき、
風通しを良くするしか方法がありません。
男は仕事、女は家事、育児・・・男女共同参画、ワークシェアリング、
女性管理職・・・・どこの国の話かしら。
子育てはお前に任せてある、家にずっと子どもがいるのはお前の育て方が
悪いからだ・・・この言葉は父親の無知、無力さを如実に物語る言葉だと思います。

Posted by いとう茂 at 12:39│Comments(0)
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