2023年08月28日
虹色のチョーク
読売放送の24時間テレビで、
土曜日に虹色のチョークというドラマが放映されました。
ご覧になった方もあると思いますが、
実際に2代目社長から話を聞いたのは6・7年前だったと思います。
ドラマでは違う名前の会社でしたが、
神奈川県にある日本理科学工業という名称のチョークを作っている
従業員が100人足らずの会社で、
その7割が知的障害者ですがシェアは業界トップの会社です。
ドラマの中でも出てきましたが、少子化で学校の統合、
黒板からホワイトボードに移行する学校の増加でチョークの需要が減少し、
この会社ではチョークに代わる商品の開発に取り組んできました。
それが窓ガラスに描いてもすぐに消せるチョークであり、
他にも商品を開発して生き残りを考えています。
人間の究極の幸せは「愛される」「褒められる」「人の役に立っている」
「人から必要とされる」だと、法事でお寺のお坊さんから諭されたという
2代目の話は強く残っています。
これは知的障害者だけでなく、すべての人間に共通するものだと思っています。
非行に走った人間が、小さい時から親に褒められたことがない、
親の愛情を感じたことがない、そうした話を時々聞くことがあります。
食べ物とおもちゃだけを与えておいたら、子どもは育つと考える親もいそうですが、
そうではない場合の方が多いと感じます。
Posted by いとう茂 at 22:52│Comments(0)