2024年03月27日

ケース会議

25日はケース会議でした。
各支援機関が集まって、当事者の情報を共有し今後の支援について話し合う場です。
これまで何回もケース会議に参加してきましたが、今回ほど支援機関が多かったことはありません。
大津市だけでも5つの機関がありましたし、福祉施設を入れて全部で10の機関が関わっています。
これでもまだ抜けていると感じています。
ひきこもりかと言えば、その定義からは外れていると思います。
当事者が支援機関に出向くという珍しいケースで、関係のない機関にも行くためにケース会議の参加者が増えたのですが、多い時には1日に5回同じ支援機関に行くということもあります。
支援の方向性は決まっていますが、当事者が話を拒み続けますので止まったままです。
それをどうすれば進むかですが、明確な方法はありません。
親にも途中から参加してもらいましたが、こちらも期待できず前には進みませんでした。
情報共有はできたものの、この先支援機関が多いだけに一つの支援機関の責任が軽くなります。
「別にうちがしなくてもいいだろう、どこか違う機関が面倒を見てくれる」そんな空気が生まれそうな気もしますし、異動になれば関わらずに済む、そんな考えも出てきそうです。
行政の支援機関はずっとありますが、中の職員は定期的に異動があります、人が変われば対応も違ってきます。
支援は最後は人の問題だと考えています、冷たいとは言いませんが担当する人によって温度差があるのは事実です。
えこーは相談窓口です、アドバイスはできても大きな権限はありません、支援についても言葉や寄り添いの支援はできますが、生活の助けになる実用的な制度は持っていません。
それらは、行政の力に頼るしかありません。
今回のケース会議のもう一つの目的が、手を離さずに今後も支援を継続して行きましょう、そこにあればと願っています。

Posted by いとう茂 at 16:39│Comments(0)
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