2024年06月09日

別の心配

日本の自動車メーカーの相次ぐ不正報告で、国産車への信頼が揺らいでいます。
国産車と言っても全部の国産車ではなく、中には生産が終了した車種もあります。
もちろん不正報告が許されるということではありません。
自動車によらず、個体の物が全体の問題としてとらえられることはよくあります。
人間でも個人の問題が全体の問題になり、周りから関係のない人間まで同一視されることもあります。
友人の保護司の男性が殺害された事件で、35歳の無職の男が逮捕されました。
ニートやひきこもりで職に就いていない人たちは、肩身が狭い思いをしているのかと心配しています。
職に就く、これには就かないと就けないの意味があると思いますが、一般的には成人すれば職に就くのが当たり前と言った風潮があり、就かないのは本人の意思が弱いとか、我慢が足りないことと結び付けられてしまいます。
無職=悪いこと、そうした先入観を我々は子どもの時から刷り込まれてきたように感じます。
職に就けない、或いは就いても長続きしない理由を考えることは少ないと思います。
さらには、もしこの犯人とされる男が発達障害か精神障害であったとしたら、個人の発達障害か精神障害がすべての発達障害か精神障害の人を悪人にしてしまう恐れもあります。
程度もありますし、特性も違う発達障害や精神障害がひとくくりにされてしまうこともあります。
発達障害か精神障害の場合は、言葉だけが先を歩いていじめの対象になるかもしれませんし、最近話題になっているカスハラで顧客が使った場合には、店員が馬鹿にされた、暴言を吐かれたと感じるように思います。
発達障害や精神障害は暴言とされる理由はありません、一つの病気です。
今後の捜査の行方はどんな方向に向かうのか、マスコミはどんな報道をするのか見守りたいと考えています。

Posted by いとう茂 at 18:04│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。