2024年10月19日

小さい犬を見ていて

今年で14歳になった小さい犬です。
暑かった夏場も乗り切り今のところは元気にしています。
食欲も旺盛ですし、膳所公園まで毎朝片道か往復歩いています。
それでも最近はよく寝るようになりましたし、動きも心なしか俊敏さが影を潜めたように感じています。
毛並みも若い頃と違い少し荒れてきたように見えます、昔は寝ていると無理やり起こしていましたが、今は目を凝らして息をしているかの確認です。
私の寿命を80年とするなら、その5分の1で16年になります。
犬の寿命が16年なら長い方です、小さい犬以外誰もいない世界で生きたとして、小さい犬と一緒にいられる時間は16年しかありません。
他の64年は一人で生きなければいけません。
人間と犬が出会う時期は人間が幼少よりも、壮年以上になってからの方が別れのつらいが増すように感じます。
16年と言えばあと2年です、小さい犬が2年生きているか、それ以上生きるかは分かりません。
もし寿命が逆なら人間は犬や猫を飼うのでしょうか。
人間の寿命が16年、4年ごとに幼少、青年、壮年、老年です。
犬や猫はその5倍生きています、単純に飼い主が5人いることになります。
保護犬や保護猫が今の何倍も増えるかも知れません、親になついていたが子どもにはなつかない、もう飼えないと保健所に引き取られる犬や猫が急増しそうに思えます。
考えてみると人間は身勝手なのかも知れません。
自分より寿命が短いから可愛がって飼っていますが、自分より寿命が長く、自分が死んだ後は可愛がられる保証のない生き物を飼う気になるでしょうか。
ともあれ、目の前の小さい犬の寿命が1日でも長いことを祈ります。

Posted by いとう茂 at 11:03│Comments(0)
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