2012年06月21日
消費税増税
「いま消費税増税を行うことに反対する意見書」が
この議会に提出されています。
国の枠組みの中での話で、市議会には増税に対して
直接賛成、反対の決議権はありません。
しかし、現在の零細小売店の経営状況や
会員数が右肩下がりで減少する商店街の
現況を考え、
また、消費者の買い物動向を見たときに、
景気が上向き消費がドーンと伸びる要素は見当たりません。
国は、昭和50年代から零細企業育成よりも、
大型店中心の政策にシフトチェンジを行いました。
結果、零細商店の集団である地方の商店街をはじめ、
駅前の繁華街の商店街にも歯抜けが目立ち
シャッター通りと言われる地域が全国で続出しています。
商店の中でも個人商店の減少には歯止めがかからず、
夫婦で細々と続けている商店は激減し、
従業員が10名以上の商店は増加、横ばいの傾向です。
零細商店の減少は地域力の低下と直結していて、
地域の中で、例えば学区の消防分団のサラリーマン化に
拍車がかかり、昼間の火事への対応が
問題になっています。
これは、昼間に火事が起きても、分団員が地域の外に
勤めに行っているために消火作業に出動できる団員が減少して
いるものです。高齢化社会の到来とともに買物難民の増加、
営業不振から生活のために住んでいる土地、家屋を売却し、
アパート、マンション暮らしの商店主の増加、
地域の治安力の低下を招いています。
こうした状況での消費税増税は、さらに高齢者や低所得者に
負担をかけ、年金暮らしの高齢者にとっては
将来の見通しが立てられない状況になります。
そうした中で、消費者の自衛策は、買い控えか
より安い店舗での買い物か生活のグレードを
落とすことくらいだと思います。
デフレの増長で、市場はさらに冷え込む可能性の方が
多いと思います。
商売をしていて、消費者の財布の紐が固くなったと
感じてずいぶん長くなりますが、今後、増税でこの傾向は
ますます強くなるでしょう。
明確な景気浮揚策も見当たらない今、
増税には反対せざるを得ません。
議会での採決は増税賛成多数で、この意見書は不採択に
なりそうな気配ですが、やはり、それでも
現時点での増税に反対の意思は変わりません。
断っておかなければなりませんが、増え続ける社会扶助費や
この先の人口減少時代の到来で、税収の低下は確実ですから
未来永劫、消費税の増税に反対しているわけではありません。
増税は将来的にはしなければなりません。
増税は世の中の流れだと言えばそれまでですが、
今この時で本当にそれでいいのか、
対岸の火事だと思っていないか、
もう一度考えていただけたらと思います。
この議会に提出されています。
国の枠組みの中での話で、市議会には増税に対して
直接賛成、反対の決議権はありません。
しかし、現在の零細小売店の経営状況や
会員数が右肩下がりで減少する商店街の
現況を考え、
また、消費者の買い物動向を見たときに、
景気が上向き消費がドーンと伸びる要素は見当たりません。
国は、昭和50年代から零細企業育成よりも、
大型店中心の政策にシフトチェンジを行いました。
結果、零細商店の集団である地方の商店街をはじめ、
駅前の繁華街の商店街にも歯抜けが目立ち
シャッター通りと言われる地域が全国で続出しています。
商店の中でも個人商店の減少には歯止めがかからず、
夫婦で細々と続けている商店は激減し、
従業員が10名以上の商店は増加、横ばいの傾向です。
零細商店の減少は地域力の低下と直結していて、
地域の中で、例えば学区の消防分団のサラリーマン化に
拍車がかかり、昼間の火事への対応が
問題になっています。
これは、昼間に火事が起きても、分団員が地域の外に
勤めに行っているために消火作業に出動できる団員が減少して
いるものです。高齢化社会の到来とともに買物難民の増加、
営業不振から生活のために住んでいる土地、家屋を売却し、
アパート、マンション暮らしの商店主の増加、
地域の治安力の低下を招いています。
こうした状況での消費税増税は、さらに高齢者や低所得者に
負担をかけ、年金暮らしの高齢者にとっては
将来の見通しが立てられない状況になります。
そうした中で、消費者の自衛策は、買い控えか
より安い店舗での買い物か生活のグレードを
落とすことくらいだと思います。
デフレの増長で、市場はさらに冷え込む可能性の方が
多いと思います。
商売をしていて、消費者の財布の紐が固くなったと
感じてずいぶん長くなりますが、今後、増税でこの傾向は
ますます強くなるでしょう。
明確な景気浮揚策も見当たらない今、
増税には反対せざるを得ません。
議会での採決は増税賛成多数で、この意見書は不採択に
なりそうな気配ですが、やはり、それでも
現時点での増税に反対の意思は変わりません。
断っておかなければなりませんが、増え続ける社会扶助費や
この先の人口減少時代の到来で、税収の低下は確実ですから
未来永劫、消費税の増税に反対しているわけではありません。
増税は将来的にはしなければなりません。
増税は世の中の流れだと言えばそれまでですが、
今この時で本当にそれでいいのか、
対岸の火事だと思っていないか、
もう一度考えていただけたらと思います。
Posted by いとう茂 at 10:35│Comments(0)