2012年06月29日

少子化について

日本の将来を憂いて、少子化に対する
施策がいろいろと打ち出されています。
大津市でも、私立保育園に対して、
受け入れ10人以上を条件に、保育士の雇用に対し
補助金の支出が6月議会で承認されました。
これは、保育士の雇用でも施設の充実でもいいとのことで、
透明性はどうかなと思うものでしたが、
待機児童の解消になればいいと思いますが、
1年だけの補助金制度です。

問題は1年ということで継続してこそ待機児童の解消
につながる気がするのですが、来年の2月議会で
補助金の減額補正がないことと、次年度も継続して
事業が続くことを願っています。

子どもを産む最大の要因は、個人的には
未来への希望だと思います。
生まれたものはいつかその命を終えます。
親世代が生きていて、希望があるから子どもを産むのでは
ないでしょうか。

希望とは、安心して子どもが育つ環境の有無で、
もちろん、保育施設や制度の充実は不可欠ですが、
将来が子どもにとって輝くものになるのか、
豊かな未来への展望が開けているかどうかが
判断基準になるのではないでしょう。

戦争は今すぐにないにしても、経済的な不安、
親世代にその不安がある限り、自分たちより
長く生きるであろう子どもを産む覚悟はなかなか
難しいものがあると思います。

いくら制度を充実していても、生まれた子どもが
独り立ちして生きる時間は補助金や制度で守られている
時間よりずっと長いのです。
寝心地の良い布団の購入もいいのですが、
昼間、充実した時間が送れる仕組みを
整備しないと少子化問題の解決には
ならない気がするのは私だけではないと思います。


Posted by いとう茂 at 13:59│Comments(0)
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