2012年09月29日

あればあったで・・・・・

今日は、膳所小学校の運動会で子供たちに、
元気をもらい、その後、大津市の下水道事業50周年の
記念式典に出席してきました。
昭和37年から滋賀県のトップを切って始まった事業で、
今年の3月末で、普及率は96,8%ということでした。
人目に触れない地味な事業ですが、我々の日常生活には
無くてはならない施設です。

現在、大津市の中心部で古くなった下水道管の入れ替えが
進められていますし、災害時のためにマンホールトイレの
整備も進んでいます。

午後からは、月曜日から始まる決算常任委員会のために、
またまた決算資料とにらめっこです。



山頭火の言葉に「あればあったである悩み、
なければないでない悩み」というのがあります。

悩みに関する言葉は他にもあります。

遠慮なければ近憂あり、内憂外患。

予定がずっと先まで詰まってくると、気分的に
重いものがありますが、真っ白な手帳の
予定表に落ち着かない人もいるのではないでしょうか。

経験はありませんが、お金がいっぱいあって
どこで運用すれば増やせるか考えるのも頭の痛い
ことでしょうし、逆にあと1週間で1000円というのも
心細いものです。


今、世間を騒がせて、険悪なムードの竹島と
尖閣諸島、あるが故の火種ですが、もし、
あの島がなかったら、別の意味で領海や海洋開発、漁業で
紛争が起きているような気がします。
人間は右を向いても左を向いても悩みを抱えた
生き物なのか、自らが悩みを作って生きているのか・・・・
しかもそのことを、生き甲斐だと錯覚しながら・・・・。

昨日、条例で付属機関の委員会を定めるために
市側から説明がありました。
その一つに、大津市庁舎整備計画検討委員会がありますが、
その検討内容が、現庁舎の敷地での整備計画の策定と
なっていました。

しかし、この前の議会で市の答弁では、検討委員会で
市役所に隣接する土地の購入も含めて検討するというものでした。
ですので、説明会では、なぜ、市役所の敷地だけに限定するのか、
隣接する土地の取得も考えた中での整備計画の策定ではないのか、
と、ずいぶん紛糾しました。

今後の大津市の対応いかんでは、条例の修正案が出る可能性も
あり、その方向で私も考えを整理してみようと思っています。

これも、隣接地があるので、その取得の是非。
個人的には是非、取得と思っていますが・・・・。

取得を巡る悩みが出てきます。

もし、なかったら、災害に備えて将来、市役所の建て替えの
話が出た時、臨時庁舎の問題が大きな悩みとなってきます。
移転の候補地の浜大津は前の市長の時にボツになっていますので、
ふたたび浜大津とか他の場所に移転するなら、
市民を納得させる理由が必要になります。

正に、あればあったである悩み、なければないで・・・・・です。

何が正しいのか、誰が正しいのか。
自分の主張が理にかなっているから正しいと思う人。
大勢についているから正しいと思う人。

判断基準は様々です。

いじめにしてもないことを前提に議論を進めるのと、
あることを前提に議論をするのでは結果や対応には
大きな開きがあるように思います。

個人的には、あることを前提に議論を進めるべきだと確信しています。
大人の世界でもいじめは横行しています、というより
日常茶飯事ではないでしょうか。
まして、いじめはいじめた方ではなく、いじめられた側の
感覚を重視するのですし・・・・。

セクハラ、パワハラ諸々のいじめは、弱者にサーブ権があるのです。

そんなことは横に置いておいて、
34万市民のリーダーとしては法とか理のことは合点承知でも、
情のことも考えて決断するのが仕事ですし、
市民の負託を受けた議員はその判断が正しいかどうか
正確な、慎重な決断をしなくてはなりません。

知恵や知識や経験も、もしかすると、
あればあったである悩み、なければないで・・・・・。
かもしれません。

市民のためになるか。そのことを頭に置き行動していきます。

いればいるでいる悩み、いなければいないでいない悩み
そんな悩ましい議員にならないために・・・・。

Posted by いとう茂 at 11:35│Comments(0)
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