2020年09月17日

アシダカグモ

毎年何度か見るアシダカグモ、最初に見た時は
その大きさに圧倒され、目を離したすきにどこかに
逃げてしまいました。
昨夜見たアシダカグモは15センチ前後でしょうか、かなり
大きい部類に入る成虫です。
ネットで調べると、毒は持っておらず性格は臆病で動きは
俊敏となっています。
好物はゴキブリらしく、アシダカグモが2・3匹いる家では
ゴキブリは半年で全滅するらしいということです。
我が家のゴキブリ駆除に来てくれたのだと思います。

見た目は悪いのですが、見慣れてくるとどことなく可愛く見えて
くるように・・・・思えませんか。
ネットでは生きたまま販売もされています、ペットとして飼おうと
思う人も多いのでしょうか、寿命も長いもので5~7年ということで
雄雌を飼うと繁殖も可能です。
蛇とかトカゲをペットとして飼う人もいます、それらに比べれば
エサ代もかからずマンションのような気密性が高い空間なら
放し飼いも可能です。
そんな場合はゴキブリもネットで購入する必要が・・・・・。

夜蜘蛛殺して朝蜘殺さず、そんなことわざがありました。
アシダカグモがゴキブリなどの虫を食べる益虫なら、ネットのような
巣を張り巡らせて虫を捕るほかのクモも益虫です。
世の中には見た目は悪いが役に立っているものが結構ありそうに
思いますが、見た目の悪さから、その評価は一向に上がらない
のかもしれません。
人間はグロテスクな形をしたものでも好んで食べているのに、
ナマコやアンコウもよく考えれば、あの姿を見て食べようとは・・・。
うなぎは蛇に似、蚕は“いもむし”に似たり、中国のことわざですが、
食べておいしいものや暮らしに役立つものは重宝がるのが
人間のようで、ある種、勝手者かもしれません。
それが虫や動物となるとグロテスクなものは忌み嫌います。
自分たちに都合が悪いことは勝手者とは言わないようです。

このアシダカグモも食べておいしい、栄養豊富となるとまた違う
評価が出るかもしれません。
何もしないことが分かり、当分そっとしておいてやろうと思います。
時々、小さい犬がいる部屋に出没して、小さい犬がパニックに
なりますので、あまり移動せずにいてくれたら、そう思いますが
ゴキブリを求めてそのうち大移動が始まりそうです。 

  
Posted by いとう茂 at 15:06Comments(0)