2022年09月17日

京都新聞の取材を受けました


9月6日に京都新聞の記者から電話があり、京都新聞の「ひと往来」のコーナーで、
えこーのスタッフの誰かに話を聞きたいので取材させてほしいという内容でした。
スタッフと言っても3人しかいませんので、
男のむさくるしい顔よりも女性の方がいいだろうということになり、
業務執行理事が取材を受けますと返事をしました。
えこーの事業のことですので、誰が取材を受けてもそれほど違った結果にはなりません。
取材は1時間以上続き、
ひきこもり、不登校の現状も詳しく話すことができたと思います。
どんな記事に仕上がるかと本人は心配していましたが、
14日付けの朝刊にかなり大きく掲載され、
記事の内容も長い話をうまくまとめてもらい、本人も納得でした。
記事もそうですが、顔写真もかなり大きく出ていますので、
知り合いから「読んだ」コールがいっぱいあるぞと、スタッフが冷やかしていました。
関東に住む姉とはずいぶんご無沙汰なので、
元気でやっていると言って記事を送ると言っていました。
この記事を読んですぐに連絡があるかというと、そうではない人もかなりいます、
前回に新聞に掲載された時も、電話しようとずっと思っていたができずに、
2か月が経ったと連絡をくれた人もいました。
ひきこもりや不登校は恥ずかしいことではない、
そのことがまだまだ周知されていないので、当事者と家族はつい隠してしまいます。
えこーが各学区や行政機関、団体から講演依頼を受けているのも、
ひきこもり、不登校への理解を深めて欲しいと願っているからで、
1年に3回発行の広報紙を公的機関で配ってもらっているのも啓発が大きな目的です。
会社や学校をサボっているのでもないし、甘えているのでもない、
行かないのではなく行けないのだということの理解をどうすればしてもらえるのか・・・・。
このことはえこーだけではなく、行政にも考えてもらいたいと考えています。
地域の中で当事者や家族に周囲の人が「大丈夫か」
「何か力になれることはないか」の言葉をかけてもらうだけで、
ずいぶん楽になれると思いますし、支援機関につながる勇気も出ると思います。
この記事で時間がかかっても、
一歩を踏み出すきっかけになればと願わずにはおれません。
  
Posted by いとう茂 at 23:27Comments(0)