2024年06月25日
5年目
ひきこもり・不登校家族の会「えこちゃんステーション」が5年目に入りました。
毎月例会を開催して6月で49回目を迎えました。
新型コロナウイルスが猛威を振るう中でも換気と消毒、それと参加者同士の座る間隔を広くして継続してきました。
コロナの感染は怖いが、それよりも子どものことが心配だと、参加者数はほとんど変わりませんでした。
親の居場所として始めたえこステ、そのうち大津市でも親の居場所ができるだろうと考えていましたが、4年を経過しても大津市だけでなく県内でも「できた」という話を聞きません。
親しい友人にも子どもがひきこもって家にいる、そのことが言えない親たちがえこステでは、先月は外出が4回だったとか昼夜逆転しているので会話の機会がない、暴言を吐いて暴れる、そんな話を普通にでき、ここに来ると全部吐き出せるのですっきりすると、話をして笑顔で帰っていきます。
1か月の間に胸に溜まっていたものがいかに多いか、裏を返せば子どもを思う気持ちです。
休憩時間に参加者同士が笑いながら話をしているのを見るのも楽しみですし、ふさぎ込んだ参加者を元気づける参加者を見ると、自分のことで精いっぱいだったのに他人を思いやる元気が出てよかったと、胸をなでおろすこともあります。
出欠も出入りも自由、時間内ならいつ来てもいいし、いつ帰ってもいいルールですし、会長も副会長もいません。
イベントなどの企画は全員賛成が原則で、緩い運営をしています。
親が元気になってその影響が子どもに及んで、えこステを卒業していった人もいます。
困ったことがあればいつでも戻ってくることもできます。
5年目に入ったえこステ、いまだに後続の姿は見えませんが、えこーでできることを一所懸命にする、それしかありません。
毎月例会を開催して6月で49回目を迎えました。
新型コロナウイルスが猛威を振るう中でも換気と消毒、それと参加者同士の座る間隔を広くして継続してきました。
コロナの感染は怖いが、それよりも子どものことが心配だと、参加者数はほとんど変わりませんでした。
親の居場所として始めたえこステ、そのうち大津市でも親の居場所ができるだろうと考えていましたが、4年を経過しても大津市だけでなく県内でも「できた」という話を聞きません。
親しい友人にも子どもがひきこもって家にいる、そのことが言えない親たちがえこステでは、先月は外出が4回だったとか昼夜逆転しているので会話の機会がない、暴言を吐いて暴れる、そんな話を普通にでき、ここに来ると全部吐き出せるのですっきりすると、話をして笑顔で帰っていきます。
1か月の間に胸に溜まっていたものがいかに多いか、裏を返せば子どもを思う気持ちです。
休憩時間に参加者同士が笑いながら話をしているのを見るのも楽しみですし、ふさぎ込んだ参加者を元気づける参加者を見ると、自分のことで精いっぱいだったのに他人を思いやる元気が出てよかったと、胸をなでおろすこともあります。
出欠も出入りも自由、時間内ならいつ来てもいいし、いつ帰ってもいいルールですし、会長も副会長もいません。
イベントなどの企画は全員賛成が原則で、緩い運営をしています。
親が元気になってその影響が子どもに及んで、えこステを卒業していった人もいます。
困ったことがあればいつでも戻ってくることもできます。
5年目に入ったえこステ、いまだに後続の姿は見えませんが、えこーでできることを一所懸命にする、それしかありません。
Posted by いとう茂 at
14:59
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2024年06月24日
6月のえこちゃんステーション
23日はえこステでした、雨の予報でしたので参加者は3組と少ない定例会でした。
少ない分時間はたくさんとれます、1組に40分から50分かけて近況報告とスタッフからのアドバイスでした。
近況報告は毎回トランプで決めます、1番の人が緊張して思うように話ができないと困りますので、会場に来た順にカードを引いてもらいます。
当事者の状態も年齢もそれぞれ違いますが、今回は3組とも嬉しい報告でした。
凸凹がありますので来月はどうなっているか分かりませんが、状態がいいことを素直に受け取り拍手の渦でした。
次号の広報紙で参加者の座談会を行い、その内容を記事にすることも了解してもらいました。
笑顔がいっぱいのえこステですが、子どもの状態が良くなったと話す親の笑顔は別格ですし、こちらにとっても嬉しい瞬間です。
冬から春に変わる時期にふさぎ込んだりして状態が悪くなるのが、春から夏へ季節が変わり調子が上向くことはよくあります。
猛暑、酷暑の夏は苦手ですが、ひきこもりの当事者にとっては歓迎するべき季節なのです。
気温はほどほどに・・・状態は変わらず安定・・・それを願います。
少ない分時間はたくさんとれます、1組に40分から50分かけて近況報告とスタッフからのアドバイスでした。
近況報告は毎回トランプで決めます、1番の人が緊張して思うように話ができないと困りますので、会場に来た順にカードを引いてもらいます。
当事者の状態も年齢もそれぞれ違いますが、今回は3組とも嬉しい報告でした。
凸凹がありますので来月はどうなっているか分かりませんが、状態がいいことを素直に受け取り拍手の渦でした。
次号の広報紙で参加者の座談会を行い、その内容を記事にすることも了解してもらいました。
笑顔がいっぱいのえこステですが、子どもの状態が良くなったと話す親の笑顔は別格ですし、こちらにとっても嬉しい瞬間です。
冬から春に変わる時期にふさぎ込んだりして状態が悪くなるのが、春から夏へ季節が変わり調子が上向くことはよくあります。
猛暑、酷暑の夏は苦手ですが、ひきこもりの当事者にとっては歓迎するべき季節なのです。
気温はほどほどに・・・状態は変わらず安定・・・それを願います。
Posted by いとう茂 at
14:31
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2024年06月23日
友人
人が一生で出会う人の数は、人生80年として、何らかの接点を持つ人が30,000人、 学校・職場や近所の人が3,000人、 親しく会話をする人が300人、 友人と呼べる人が30人、 親友が3人というデータがあります。
もちろん個人によって違うと思いますし、どこからこの数字が出てきたのかもわかりません。
最近、友人が二人亡くなりました、それも年下の友人ですので少し落ち込んでいます。
年を重ねるごとに友人はできにくくなりますし、減っていくのもわかりますが、自分よりも若い人が亡くなるのは嫌なものです。
これが100歳に近い年齢なら、仕方がないと寂しさはあっても納得するしかないのでしょうが・・・。
いつか自分の番が来ることもわかっていますが、それがいつか分からないから人は愚かであるのと同時に、延々と今日が続くかのような振る舞いができるように感じます。
今週はこうだったから来週はこうしよう、その程度ならまだ許されるかもしれません。
今年はこうだったから来年は・・・、365日は月の満ち欠け12回と同じ長さであることを忘れた発想です。
亡くなった二人は全く違う世界に生きた人間で接点はありません。
その二人とつながっていたのが私です、友人も様々だと改めてかみしめています。
もちろん個人によって違うと思いますし、どこからこの数字が出てきたのかもわかりません。
最近、友人が二人亡くなりました、それも年下の友人ですので少し落ち込んでいます。
年を重ねるごとに友人はできにくくなりますし、減っていくのもわかりますが、自分よりも若い人が亡くなるのは嫌なものです。
これが100歳に近い年齢なら、仕方がないと寂しさはあっても納得するしかないのでしょうが・・・。
いつか自分の番が来ることもわかっていますが、それがいつか分からないから人は愚かであるのと同時に、延々と今日が続くかのような振る舞いができるように感じます。
今週はこうだったから来週はこうしよう、その程度ならまだ許されるかもしれません。
今年はこうだったから来年は・・・、365日は月の満ち欠け12回と同じ長さであることを忘れた発想です。
亡くなった二人は全く違う世界に生きた人間で接点はありません。
その二人とつながっていたのが私です、友人も様々だと改めてかみしめています。
Posted by いとう茂 at
20:53
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2024年06月22日
えこちゃん仮面
ハートレター14号の特集で使うえこちゃん仮面を作りました。
仮面と言っても顔にはめ込むのではなく、キャラクターのえこちゃんをプリントして厚紙に張り付けて、裏面に割りばしを固定して手で持ってもらう仮面です。
広報紙に顔写真が掲載されて困る親は少ないのですが、親の顔から子どもが特定されることは避けなくてはいけません。
次号の特集は「親の居場所えこちゃんステーション」です。
丸4年が経過して5年目に入った家族会に参加して、親がどう変化したか。
親にとってえこちやんステーションがどのような存在なのか、そういった検証から今後のより良い活動を探り、運営にいかせていきたいと考えて
いますし、ひきこもりの子どもを抱えている親が行政にどのようなことを望んでいるのかも明らかにしていきます。
えこーの相談者は大津市だけでなく県内6市にまたがっています。
さらに県外に住むひきこもりの兄弟についての相談者もいます。
面談をしていてもひきこもりの担当部署が違うので、大津市と同じようには話が進められません。
大津市でもいくつかの部署や機関がひきこもりの相談を受けていますが、それらを集約して子ども若者政策課で管理しているかと言うとそうではありません。
ひきこもりの親にしてみれば、何とか子どもを社会参加させたいと願っています。
そのために子ども若者総合相談窓口、保健所、大津社協、さらには滋賀県のひきこもりセンターに相談している親もありますが、それぞれで情報が共有されることは少ないのが実情です。
こうしたことから、家族会で行政に施策や要望、さらには提言ができないかと考えています。
それも親が直接発信する、その方が説得力もあると考えています。
座談会方式での特集を考えていますが、どんな特集になるのか・・・いずれにしても、えこーのスタッフではなく親が作る紙面になります。
仮面と言っても顔にはめ込むのではなく、キャラクターのえこちゃんをプリントして厚紙に張り付けて、裏面に割りばしを固定して手で持ってもらう仮面です。
広報紙に顔写真が掲載されて困る親は少ないのですが、親の顔から子どもが特定されることは避けなくてはいけません。
次号の特集は「親の居場所えこちゃんステーション」です。
丸4年が経過して5年目に入った家族会に参加して、親がどう変化したか。
親にとってえこちやんステーションがどのような存在なのか、そういった検証から今後のより良い活動を探り、運営にいかせていきたいと考えて
いますし、ひきこもりの子どもを抱えている親が行政にどのようなことを望んでいるのかも明らかにしていきます。
えこーの相談者は大津市だけでなく県内6市にまたがっています。
さらに県外に住むひきこもりの兄弟についての相談者もいます。
面談をしていてもひきこもりの担当部署が違うので、大津市と同じようには話が進められません。
大津市でもいくつかの部署や機関がひきこもりの相談を受けていますが、それらを集約して子ども若者政策課で管理しているかと言うとそうではありません。
ひきこもりの親にしてみれば、何とか子どもを社会参加させたいと願っています。
そのために子ども若者総合相談窓口、保健所、大津社協、さらには滋賀県のひきこもりセンターに相談している親もありますが、それぞれで情報が共有されることは少ないのが実情です。
こうしたことから、家族会で行政に施策や要望、さらには提言ができないかと考えています。
それも親が直接発信する、その方が説得力もあると考えています。
座談会方式での特集を考えていますが、どんな特集になるのか・・・いずれにしても、えこーのスタッフではなく親が作る紙面になります。
Posted by いとう茂 at
11:01
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2024年06月21日
人生余熱あり
一番好きな城山三郎の小説のタイトルです、名古屋の24時間営業のスーパー銭湯の話から始まります。
夜中から朝まではほとんどが老人で、朝の入れ替えに一旦出て再度料金を払って朝まで銭湯にいます。
読み進むにしたがって定年後に海外でのボランティアに応募して、様々な技術指導に行く高齢者の話がいくつか出てきます。
年齢からくる衰えや疲労感はあると思いますが、それでも情熱をもって社会の役に立とうとしている人がいることに頭が下がりました。
余熱と言うよりも定年後も燃え続けている、そんな印象でした。
年齢よりも若くありたい、そう考える人は多いと思います。
この前の太鼓のミーティングでも「強い太鼓を打ちたい」と言ってしまいました。
寸分違わぬリズムで打つ太鼓も魅力がありますが、それよりも強い太鼓に魅かれます。
そこで8月からは太鼓のメンバーを、叩ける方と叩けない方の2つに分けて、練習することについて意見を聞きました。
全員賛成で方針が決まったのですが、それから1週間して叩けないメンバー3人が退会すると言ってきました。
全員が私よりも年長の人間です。
「皆さんにご迷惑をかける」「やめると決めました」。
あんたらには余熱はないのか、そんな思いでしたが黙って聞いていました。
他のメンバーは慰留に努めていましたし、家に行って説得してくるというメンバーもいました。
迷惑をかけないように別の日に練習をして、何とかレベルを上げようと考えていたのに、向上する機会を自ら放棄の形です。
余熱があればわずかでも鉄は打てますが、冷めてしまえば打てません。
迷惑をかけているという自覚は裏を返せば下手で申し訳ないということになります。
申し訳ないと思いながらの練習はさぞ辛かっただろうと推察しています。
これからは違う分野で余熱を活かしてもらえれば、そう願っています。
夜中から朝まではほとんどが老人で、朝の入れ替えに一旦出て再度料金を払って朝まで銭湯にいます。
読み進むにしたがって定年後に海外でのボランティアに応募して、様々な技術指導に行く高齢者の話がいくつか出てきます。
年齢からくる衰えや疲労感はあると思いますが、それでも情熱をもって社会の役に立とうとしている人がいることに頭が下がりました。
余熱と言うよりも定年後も燃え続けている、そんな印象でした。
年齢よりも若くありたい、そう考える人は多いと思います。
この前の太鼓のミーティングでも「強い太鼓を打ちたい」と言ってしまいました。
寸分違わぬリズムで打つ太鼓も魅力がありますが、それよりも強い太鼓に魅かれます。
そこで8月からは太鼓のメンバーを、叩ける方と叩けない方の2つに分けて、練習することについて意見を聞きました。
全員賛成で方針が決まったのですが、それから1週間して叩けないメンバー3人が退会すると言ってきました。
全員が私よりも年長の人間です。
「皆さんにご迷惑をかける」「やめると決めました」。
あんたらには余熱はないのか、そんな思いでしたが黙って聞いていました。
他のメンバーは慰留に努めていましたし、家に行って説得してくるというメンバーもいました。
迷惑をかけないように別の日に練習をして、何とかレベルを上げようと考えていたのに、向上する機会を自ら放棄の形です。
余熱があればわずかでも鉄は打てますが、冷めてしまえば打てません。
迷惑をかけているという自覚は裏を返せば下手で申し訳ないということになります。
申し訳ないと思いながらの練習はさぞ辛かっただろうと推察しています。
これからは違う分野で余熱を活かしてもらえれば、そう願っています。
Posted by いとう茂 at
15:58
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