2015年04月26日

一生懸命になると・・・・・

「一生懸命になると手段が目的になる。」
そんな言葉があります、受験勉強を一生懸命するのは
志望校に入学し、自分の夢が実現できる職に就く。
理想だといわれればそれまでですが、志望校に入るために
寝食を忘れて勉強に励み、見事志望校に入学しても
燃え尽き症候群で夢がしぼむことはシバシバあるようです。

昨日までの市議会選挙、私の場合は4年間の通知表と
これからの4年間の期待値、それの総合評価だと思っています。
当選、できるかどうかは有権者の評価にかかっていますが、
それは通過点でしかありません、当選後どんなことに取り組み
どういった提案を行うか、そのことは大枠として持っていないと
とにかくお願い、ひたすらお願い、お願い、お願いで選挙戦が
終わってしまい、有権者の方も仕方ない、投票してやるか。

投票率がどれほどになるか分かりませんが、大津市の有権者は
およそ27万人、その半分が投票に行かれたとすると13万5千票、
今回の当選ラインは2千票といわれていますので投票数の
1,5%の得票で当選ということになります。
1,5%というと少ないと思われるかもしれませんが、2千人の
市民の声を代弁する、そう考えると少ないとはいえない気がします。

選挙中に知り合いや友人から励ましのメールや電話を多く
いただきました、期日前投票が始まってからは投票に行ってきたと
報告をくれる人もいました。
議員として活動をしているときは、こうした励ましは少ないのですが、
選挙期間だけでなく、普段から期待していただいて、それが
選挙のときに表に出てくる、そんな気がします。

期待があれば不満もあるでしょうし要望もあるのが普通です。
声にならない声は聞く耳がないと諦めに変わり、やがて失望に
変化するものです、信号機が青から黄色、赤に変わるように。
ずっと青色の信号機はありません、3色が同じ時間でもありません、
時間の設定は声にならない声を聞く耳を持つ必要がありますし、
信号機があるということは違うところで
赤色で待っている人がいるということです。

どちらか一方だけが優遇されるということは許されません、
大所高所から車の通行量や歩いて通る人の数、
子どもが多いのか高齢者が多いのか、そうしたことも考え
青色の時間を決めなくてはいけません。
青色の時間が決まればおのずと赤色の時間も決まります、
後はゆとりの黄色の時間の設定になります。

より多くの人が公平で安全に横断、通行できる信号機を
考えるだけでも結構頭を使う必要があります。
一生懸命になりすぎると、信号機の色の時間を決めることが
目的になり安全という大前提が効率という理論でかるんじられる
そんなことがないよう、これも物事を考える時の通過点。





Posted by いとう茂 at 17:39│Comments(0)
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